法輪寺のライトアップを見た後、渡月橋へ向かいました。
2014年の嵐山花灯路は10周年ということもあり、人出が多いですね。
でも、嵐山は観光客の方に人気の景勝地なので、嵐山花灯路が10周年でなくても混雑しているのかもしれませんが。
青色に照らされた嵐山
渡月橋の南に到着。
灯りのついたポールには、渡月橋の文字が浮かび上がっています。
時刻は午後7時ころ。
気温がぐっと下がり、顔がとても冷たいです。
無意識のうちに鼻水も垂れてくるこの寒さ。
マフラーを首に巻いてきて良かったです。嵐山花灯路にお越しの際は、しっかりと防寒しておいた方が良いですね。
渡月橋を渡ります。
歩行者は左側一方通行になっていました。
左に見える嵐山。
青色の光で彩られ幻想的な姿に変身しています。
美しい光ではあるのですが、寒い季節に見ると、さらに体の底から冷えてくるような青色です。
あまり嵐山ばかりを見ていると、先ほどお参りした法輪寺を振り向いてしまいそうです。
法輪寺の虚空蔵菩薩は知恵を授けてくれると伝えられていますが、渡月橋を渡りきる前に法輪寺を振り返ると、授かった智恵が失われると言われています。
渡月橋を渡りきり、西へと進みます。
そして、ライトアップされた渡月橋の全景を眺めます。
こうやって見ると情緒のある橋ですね。
宝厳院と野宮神社
宝厳院(ほうごんいん)へとやってきました。
宝厳院は、嵐山花灯路の期間だけ夜間拝観が行われています。
昼間の拝観は特別公開が行われる時だけで、すでに12月7日で終了しています。
宝厳院の入り口には、生け花が展示されていました。
嵐山花灯路では、「いけばなプロムナード」と題して、京都いけばな協会の協力により、灯りと花の路沿いに生け花が展示されています。
今回は、10回記念の特別作品も展示されているとのこと。
竹林の小径へと向かいます。
道の脇には、ローム製のLED電球を使用した露地行灯(ろじあんどん)が灯っています。
温かみのある柔らかい光。
見ているだけで、体が温もってくるようです。
竹林を抜けて野宮神社(ののみやじんじゃ)の鳥居前にやってきました。
ここは昼も夜も人でいっぱい。
苔の庭もライトアップされていました。
しかし、赤系統の光だと苔の緑色がよくわかりませんね。
竹林は、赤色と黄色の光でライトアップされていました。
竹の下から上に向かってライトが当たっています。
そのため、竹がどこまでも高く伸びているように見えますね。
野宮神社を訪れた後は、京福電車の嵐山駅へ。
嵐山駅は、友禅のポールが無数に立っており、表面に施された様々な装飾が、光によって美しく映し出されていましたよ。
なお、嵐山花灯路は12月21日まで行われおり、期間中は、常寂光寺、二尊院、落柿舎、大河内山荘などが夜間特別公開を実施しています。