10月下旬に京都府八幡市の円福寺を訪れました。
拝観寺院ではないので、境内をじっくりと見て回ることはできません。
でも、境内が森林の中にあるので、参道を歩いているだけでも、気持ちが良くなるんですよね。
無人のようなお寺
円福寺は、京阪バスのバス停「枚方ハイツ」で下車し、5分ほど歩くと到着します。
京阪バスは京阪電車の樟葉駅で乗車してください。
円福寺の入り口に到着。
この森の中に入っていくような感じの入り口がいいですね。
参道は静寂に包まれています。
普段、都会の建物ばかりを見ていると、こういった景色が新鮮に感じるのではないでしょうか。
森林の香りを楽しみながら、自然を味わうようにゆっくりと歩きたいですね。
参道を進むと、西国三十三ヶ所巡拝道がありました。
入口が棒でふさがれているので、道の中に入ることはできません。
巡拝道の脇には石仏がたくさん祀られています。
おそらく、この道を歩きながら石仏にお参りをすると、西国三十三ヶ所を巡拝したのと同じご利益があるのでしょう。
山門の前に到着。
円福寺は、天明年間(1781-1788年)に斯経禅師が開創した臨済宗妙心寺末の修行道場です。
山門や坐禅堂などを備えた伽藍は、江戸時代末ごろより整備されたとのこと。
割と歴史の浅いお寺ですね。
山門の両脇には仁王さまが立っています。
左の仁王さまの見開いた目がとても恐ろしいです。
右の仁王さまも力がありそうで、近づくと投げ飛ばされそうな迫力がありますね。
山門より中に入ることはできません。
なので、門の外から境内をうかがうことに。
境内はとても静かです。
外から見た感じでも、境内がきれいに整えられているのがわかります。
山門の近くに来てから、ずっと犬が吠えっぱなし。
おそらく円福寺で飼われている犬だと思います。
よく吠えるので、番犬としては合格ですね。
お寺には、重要文化財に指定されている像高82センチの達磨大師像が安置されているそうです。
特別公開されるようなことがあれば、拝んでおきたいですね。
塀の外からは背の高い石塔が見えます。
十三重石塔でしょうか。
塀際には鐘楼もありました。
この辺りでは、大晦日に円福寺の除夜の鐘を聞くことができます。
番犬がずっと吠え続けていたので、急かされるように円福寺を後にしました。
帰りには、近くにある洞ヶ峠の茶店も見ておきましたよ。
ここは、ぼたもちが有名なお店です。
天王山の戦いで、筒井順慶が明智につくか羽柴につくか迷っていたのここ洞ヶ峠です。
筒井順慶も、ぼたもちを食べながら思案していたのでしょうか。
なお、円福寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。