京都市中京区にある京都地方裁判所は、八重紅枝垂れ桜の名所です。
普段、裁判所に行くことはないのですが、春になると、満開になった八重紅枝垂れ桜を見に行きたくなります。
ソメイヨシノが散り始めた4月9日。
そろそろ八重紅枝垂れ桜が見ごろを迎えている頃でしょう。
一之船入の桜
京都地方裁判所に向かう途中、一之船入の桜も見ました。
ここのソメイヨシノは満開でした。
最近2日ほど、気温が下がっていたので、桜が散らずに持ちこたえたのでしょうね。
高瀬舟と一緒に見るソメイヨシノは定番ですね。
高瀬舟は、最近、新しくなったのできれいな姿をしています。
以前よりも縦に長くなったような気がするのですが、どうなんでしょうか。
地方裁判所の満開の桜
一之船入から北に進み、丸太町通へ。
そこから、西の烏丸通に向かって歩くと、京都地方裁判所があります。
敷地の東側の八重紅枝垂れ桜が満開。
南側も満開。
そして、西側も満開です。
裁判所の八重紅枝垂れ桜は、敷地をぐるっと囲むように等間隔で植えられています。
北側の正面玄関の辺りには植えられていません。
手入れされているのか、枝の垂れ具合が、どの桜も同じなんですよね。
歩道は、完全に八重紅枝垂れ桜で埋め尽くされています。
この日は、春にしては気温が高く暑かったため、八重紅枝垂れ桜の下を歩くと、日陰になっていて涼しかったですよ。
道行く人々が、八重紅枝垂れ桜に魅了され、中には裁判所の敷地内に入って警備員に注意されている人もいました。
1年でこの時期だけは、裁判所を訪れたいですね。
京都御苑の御所御車返しの桜
裁判所の八重紅枝垂れ桜を見た後は、正面にある京都御苑へ。
この日は、京都御所の一般公開が行われていたので、御苑内にはたくさんの観光客の方がいましたよ。
京都御苑内の西、京都御所の宜秋門近くに御所御車返し(ごしょみくるまがえし)の桜が植えられています。
横に広がるように枝が伸びたこの桜は、真っ白な八重咲きの花を咲かせます。
木の南側は桜が散り始めていましたが、北側は満開。
密集して花が咲いているので、まるでボールがいくつも枝にぶら下がっているように見えます。
このボリューム感がなんとも言えません。
後水尾天皇が、その美しさに思わず御車を返して観賞した気持ちがよくわかります。
御所御車返しの桜の少し北にも、同じような八重桜が植えられています。
ボールのように密集して花が咲いていないので、別の品種なのでしょう。
青空を背景に咲く真っ白な花がとても爽やかです。
御所の門ともよく似合っていますね。