京都市左京区の南禅寺の北に碧雲荘(へきうんそう)という豪邸が建っています。
碧雲荘は、野村財閥の創立者である野村徳七が11年の歳月をかけて昭和3年(1928年)に完成させた別荘です。
碧雲荘では、6月になると紫色や白色のハナショウブがたくさん咲きます。
そのハナショウブを見ようと6月中旬に碧雲荘まで行ってきました。
群生する紫色と白色のハナショウブ
碧雲荘は、南禅寺から北に3分ほど歩いた辺りに建っています。
最寄駅は、地下鉄蹴上駅。市バスなら「南禅寺永観堂道」から南東に徒歩3分ほどの場所ですね。
この時期は、南禅寺に観光で訪れる方が少ないので、碧雲荘の辺りもほとんど人がいません。
敷地内に入ることはできないので、外からハナショウブを眺めることに。
門のそばに紫色のハナショウブが見えます。
近くで見たいのですが、敷地内には入れませんから、場所を移してもうちょっと見やすいところへ。
最もハナショウブを見やすいのは北側ですね。
ここからだと小川とともに一直線に並んだハナショウブを観賞できます。
碧雲荘のハナショウブは紫色と白色の2色が目立ちます。
特に紫色のハナショウブが多いようですね。
小川に1輪だけ咲くハナショウブ。
1輪だけでもきれいなハナショウブですが、やはりたくさん咲いている方が見ごたえがありますね。
今度は、南側へ移動。
こちらの方が、ハナショウブを近くで見れます。
でも、北側のように小川と一緒には見れないんですけどね。
石橋の近くに咲く紫色のハナショウブ。
近くの木が影となって、写真では花の形がわかりにくいですが、実際に見ると、そんなことはありませんよ。
やはりハナショウブと言えば紫色ですね。
その中にちらほらと見える白色のハナショウブもきれいです。
すべてが紫色じゃないのが、見ていて美しく感じるのかもしれません。
碧雲荘付近は、ほとんど人がいないので、落ち着いてハナショウブを見ることができました。
敷地内には入ることができませんが、歩きながらでも、ハナショウブを十分に楽しめますよ。
最後に見納めの1枚。
また梅雨になったら見に来たいですね。
碧雲荘は、普段は公開されていませんが、拝観できる時もあるみたいです。
いつ公開されるのかはわかりませんが、公開されるときは、公式ホームページに案内が掲載されるかもしれませんよ。