京都市伏見区にそびえたつ伏見桃山城。
ここは、現在公園になっていて、誰でも自由に入ることができます。もちろん入場料なども必要ありません。
建築されたのが昭和ということが理由なのか、観光で訪れる方が非常に少ないところです。
でも、伏見桃山城は、知る人ぞ知る紅葉の名所なのです。
広い城内に点在するモミジ
伏見桃山城は、京阪電車の丹波橋駅もしくは近鉄丹波橋駅から東の山に向かって20分程度歩くと到着します。
途中、桓武天皇陵があるので、そこを伏見桃山城と勘違いしないようにしてください。お城はもっと山の上に建っています。
伏見桃山城の門の前に到着。
訪れたのは11月19日です。
この日は晴天で、紅葉狩りにちょうど良い天気でしたよ。
門をくぐると、すぐ近くに真っ赤に色付いたモミジがありました。
とても鮮やかな赤色です。
ただ近くに寄って葉を見ると、傷んだものが多かったですね。
でも、遠目で見ればまったく問題ありません。
城内には、カエデの木が何本も植えられていますが、1ヶ所に密集して植えられているのではなく、点在しています。
まずはお城の建物に最も近いモミジを撮影。
城内が広く、日差しを遮るものがないためか、どのモミジも明るい赤色に染まっていましたよ。
城内で最も多くカエデが植えられていたのが、塀際にある小さな池の周りです。
その池に架かる反り橋の近くの紅葉が、ちょうど見ごろを迎えていました。
天守閣の周りを散策
池の近くの紅葉を見た後は、天守閣の周りをぐるっと1周することに。
天守閣の周りにも、カエデは植えられていますが、最初にも述べたとおり、密集はしていません。
でも、まとまって植えられていない方が、紅葉の自己主張が強くならず、天守閣がかっこよく見えるのかもしれません。
見上げる天守閣は迫力があります。
モミジも見ごろ間近ですね。
天守閣の裏側に移動。
こちらにもカエデが数本植えられていました。
上の写真に写っているモミジは、良い色付きですが、お城の裏側は、全体的にまだ色付き始めて間もないようでした。
多くは、緑色からオレンジ色に変わりつつある状態ですね。
そして、天守閣を1周して、もとの場所に戻ってきました。
伏見桃山城は、本当に人が少なく、城内は静寂に包まれていましたよ。
人ごみが苦手という方や静かに紅葉狩りをしたいという方は、伏見桃山城に紅葉を見に行ってみてはいかがでしょうか。