3月中旬に京都市左京区の百萬遍知恩寺にふじ桜を見に行った後、今出川通を西に約10分歩き、長得寺を訪れました。
長得寺の門前には、この時期に見ごろを迎えるオカメ桜が数本植わっています。
普段は、素通りされるだけのお寺ですが、オカメ桜が花を咲かせると道行く人が足を止め、写真撮影をしていきます。
この光景は、長得寺の春の風物詩ですね。
満開になったオカメ桜
長得寺は、京阪電車の出町柳駅を出てすぐの場所に建っています。
門前にやって来ると、やはり、今年もオカメ桜がピンク色の花をたわわに咲かせていました。
そして、10人くらいがその周囲で写真撮影中。

長得寺
この日は、晴天だったこともあり、日射しに照らされたオカメ桜がより美しく感じられます。
間近でオカメ桜を観賞。

オカメ桜と石柱
オカメ桜は、イングラムが、カンヒザクラとマメザクラを交配して作出した品種。
花びらはとても小さく、花そのものも小ぶり。
でも、花数が他の桜より多く、枝が見えなくなるほどに花を咲かせます。
ピンク色の花が密集して咲いた姿が可憐で華やか。
門越しに境内に植えられている河津桜も見えました。

河津桜
こちらもピンク色なので、オカメ桜と見まちがいそう。
門前に建つ地蔵堂の窓ガラスに映るオカメ桜を撮影するのも、カメラ愛好家に人気で、私も真似して撮ってみました。

窓ガラスに映るオカメ桜
晴天のおかげで、ガラスが鏡のように反射し、庫裡(くり)とオカメ桜がくっきりと映せましたよ。
カンヒザクラも満開
門の少し北、植え込みの奥にもオカメ桜が植わっており、こちらも満開見ごろ。

見上げるオカメ桜
そして、その北隣では、真っ赤な花を咲かせるカンヒザクラも満開になっていました。
これだけ花が赤いと青空によく映える。

満開のカンヒザクラ
3月の早い時期に咲く桜は、カンヒザクラを交配したものが多いためか、花の赤色が濃い目。
花が下を向いているのも、カンヒザクラの特徴です。
近くには、サザンカもあり、カンヒザクラとともに一帯を真っ赤に彩っていました。

サザンカとカンヒザクラ
でも、オカメ桜があまりに見事な咲きっぷりなので、カンヒザクラもサザンカも見ていく人が少なめ。
京都市内でカンヒザクラが見られるところは僅かなので、長得寺にオカメ桜を見に行った際は、カンヒザクラにも注目してほしいのですが。
奥にカンヒザクラ、手前にオカメ桜を配置して撮影。

カンヒザクラとオカメ桜
なかなか良い構図で撮れたと自己満足。
青空に浮かぶ薄い白雲を見上げると、季節が冬と春の境目だと気付かされる。
太陽が3本並んだオカメ桜を照らす。

満開のオカメ桜
春を感じられる光景ではあるものの、まだ空気は冷たく上着なしで外出できる気温ではありません。
それでも、オカメ桜が、着実に春を運んできていましたよ。
長得寺から賀茂大橋を西に渡り、鴨川のほとりに移動。
ここにも、オカメ桜が2本植わっており、どちらも見ごろを迎えていました。

鴨川のオカメ桜
花数は長得寺より少なめ。
でも、そのおかげで、花の間から青空と比叡山を望め、清々しい気分にさせてくれました。
若者たちは、オカメ桜に目もくれずサッカーに夢中。
まあ、そういうものでしょう。
長得寺のオカメ桜は、3月15日までは満開を保っていると思います。
見ごろは3月18日くらいまで続きそうです。
この後は、清浄華院に蜂須賀桜を見に行きます。