8月6日の夕方に京都市左京区の平安神宮に七夕風鈴まつりを見に行った後、北東に約15分歩き、宗忠神社(むねただじんじゃ)に参拝しました。
宗忠神社は、東側の石段の両脇に桜が植えられていて、春になるとお花見で訪れる人で賑わいますが、それでも他の桜の名所より少なめです。
桜の季節でも、混雑しないことから、夏の夕方の境内は閑散としたものです。
夕方の境内を歩く
宗忠神社には、市バス停「岡崎道」から北に約10分歩くと到着します。
東側の鳥居の前にやってきました。
宗忠神社は、神楽岡とも呼ばれる吉田山の山頂にあるため、参道は上りの石段となっています。

鳥居
鳥居の両脇には、逆立ちする狛犬。

逆立ちする狛犬
いつもながら見事な逆立ち。
茶色いのは備前焼でできているからです。
鳥居をくぐって参道へ。
参道の両脇の木々は、夏らしく深い緑色。

見上げる参道
夏は、石段を上ると体が熱くなるので避けたいところですが、本殿にお参りをしようと思うと、登り坂を避けることはできません。
石段の中ほどから見下ろす風景。

見下ろす参道
春に石段から見下ろした桜がきれいなんですよね。
石段を上り切った先の宗忠鳥居をくぐると右手に手水舎が建っています。

手水舎
宗忠鳥居の左手には社務所があり、家族で参拝したと思われる一行と遭遇しました。
神社と縁のある方々なのでしょうか。
手水舎の北側にも、井戸があり、こちらは神井戸と呼ばれています。

神井戸
赤木忠春が祈願すると水が湧き出したと伝わっていますね。
神井戸の正面にある数段の石段の先には大きな拝殿が建っています。
拝殿内には、いくつもベンチが置かれていますね。

拝殿
参拝者が祈祷を受けるときに座るためのベンチでしょう。
拝殿の先には、黒住教の開祖の黒住宗忠を祀る本殿と天照大御神を祀る神明宮本殿が建っています。
それでは本殿にお参りをしましょう。
拝殿の南側には、先ほどの赤木忠春を祀る忠春社もありますよ。
拝殿の近くに絵馬がたくさん奉納されていました。
絵馬には、鳥居越しに見える桜が描かれていますね。

絵馬
両脇には、逆立ちした備前焼の狛犬も。
拝殿の北側に建つ小さな祠は白山社。

白山社
加賀の国(石川県)の白山を御神体とする白山比咩大神(しらやまひめのおおかみ)を奉斎しています。
古くからこの土地を鎮護する神さまとのこと。
境内の北側から南に向きを変えます。

夕方の境内
薄っすらと西日が射す境内が、少し茜色になっていて、夏の夕暮れらしい景色を見られました。
境内は、夕方になってもセミの声が聞こえていましたよ。
この後は、吉田神社に参拝します。
なお、宗忠神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。