7月9日。
京都市東山区の若宮八幡宮社に参拝しました。
人通りが比較的多い五条通に建つ若宮八幡宮社ですが、参拝者はそれほど多くありません。
静まり返る夏の境内
若宮八幡宮社には、京阪電車の清水五条駅から、五条通を東に約5分歩くと到着します。
ノーガホテル京都清水の少し東ですね。
五条通を歩く人はまばら。

五条通
さすがに夏は旅行者に人気の京都も、訪れる人が少なくなりますね。
若宮八幡宮社の入り口に到着。
入り口には、「清水焼発祥之地 五條坂」と刻まれた石碑が立っています。

清水焼発祥之地 五條坂
昭和60年(1985年)に五条坂の先人及び陶器祭運営功労者への感謝の意を込めて建立されたそうです。
毎年8月になると、若宮八幡宮社近くの五条通沿いで陶器まつりが行われます。
新型コロナウイルスの流行で一時途絶えましたが、その後、五条若宮陶器祭として復活し、2025年は8月7日から10日に開催されます。
陶器の展示だけでなく、飲食店も出店しますよ。
夜10時まで行われるので、涼しくなった時間帯に足を運ぶのも良いでしょう。
鳥居をくぐって参道へ。

参道
参道わきは駐車場となっていて、この日も数台の自動車が止まっていました。
2つ目の鳥居をくぐり、石段下にやって来ました。
石段の上には、本殿があるのでお参りをしましょう。

本殿
若宮八幡宮社は、もとは、西本願寺近くの六条醒ヶ井(ろくじょうさめがい)にありましたが、応仁の乱(1467年)で荒廃した後、慶長10年(1605年)に当地に再興されています。
祭神は、応神天皇、仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)、神功皇后(じんぐうこうごう)です。
本殿の近くには鏡が立っていますよ。

身も心も美しく
お参りをする前に、この鏡で身なりを確認するのでしょうね。
ハート形の絵馬と酒樽。

絵馬と酒樽
若宮八幡宮社は、永遠の美の神さまとして崇敬されていますから、絵馬もハート形をしているのでしょうか。
本殿の東側に植わっているカエデは、葉が焼けてオレンジ色になっていました。

焼けた葉
今年は、梅雨が明けるのが早かったので、カエデの葉が焼けるのも早いですね。
境内には鍾馗神社もあるので、お参りをしておきましょう。

鍾馗神社
京都の古民家の屋根の上には、鍾馗が置かれていることがありますね。
鍾馗は家を守ってくれ、学業成就や貧乏除けのご利益もあると信仰されています。
足元には、小さな鍾馗が2体置かれています。

小さい鍾馗
狛犬ならぬ狛鍾馗ですね。
御神体の鍾馗の後ろには、怖い顔をしたお面がかかっていました。

お面
以前は、このお面はなかったような気がするのですが。
祠の中が薄暗くて気付かなかっただけなのかもしれません。
本殿と鍾馗神社にお参りを済ませたので、そろそろ境内から出ることに。
親子連れの参拝者が1組いた以外は、人がおらず、境内は静まり返っていましたよ。
この後は、大谷本廟にハスを見に行きます。
なお、若宮八幡宮社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。