元日に京都市東山区の若宮八幡宮社に初詣に行ってきました。
若宮八幡宮社は、清水焼で有名な五条坂に建つ神社で、本殿には陶器神社も合祀されています。
若宮八幡宮社には、一昨年にも元日に初詣に来ていますが、巳年の2025年も元日に訪れることに。
正月らしくなっている社殿
若宮八幡宮社には、京阪電車の清水五条駅から五条通を東に約5分歩くと到着します。
今年の元日は快晴で、五条通を歩いているだけで新しい年が始まったなと感じさせてくれます。
雨や雪が降っていると、新年早々嫌な気分になります。
石造りの鳥居の前にやって来ました。
鳥居の足元には、正月らしく門松が置かれていますね。
北に延びる参道わきは、駐車場になっていて、元日も数台の自動車が停まっていました。
参道をまっすぐ進むと、石段を上った先に本殿が建っています。
本殿には注連縄(しめなわ)が設置され、そして、たくさんのお供えが並び、正月らしくなっていました。
それでは、本殿にお参りをしましょう。
本殿には、応神天皇(おうじんてんのう)、仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)、神功皇后(じんぐうこうごう)が祀られています。
もともとは、現在の西本願寺の近くの六条醒ヶ井(さめがい)にあった源頼義の邸内に祀られていたのですが、慶長10年(1605年)に現在地に移ってきています。
源氏や足利氏といった武家から篤く崇敬されてきました。
現在の若宮八幡宮社は、美人神社となっており、本殿の前にはハート形の石が置かれていますよ。
こちらは蓬莱石(ほうらいせき)です。
石の前には、鏡餅が供えられていました。
足利尊氏が、病気になった時、この蓬莱石に祈願したところ、病が癒えたと伝えられていますね。
本殿の脇には、ハート形の絵馬が奉納されていますよ。
本殿の前には、2本が1本につながった榊の木もあり、縁結びのご利益があるとも信仰されています。
石段を下り、境内の西側へ。
こちらには、いくつか末社が建っています。
天満宮にもお参りをして、頭が良くなるようお願いしておきます。
隣のお稲荷さんには、商売繁盛を祈願しておきましょう。
こちらは鍾馗神社(しょうきじんじゃ)です。
鍾馗は、京都市内の民家の屋根に乗っているのを見かけることがありますね。
鍾馗は災いなどをはね返して家を守ってくれると信仰されています。
また、鍾馗が退治した鬼を貧乏神になぞらえ、貧乏除けの神さまとして信仰するところもあるそうです。
元日にお参りしたので、今年1年間、災いが降りかからないことでしょう。
境内には、シェアサイクルがありました。
周辺は、多くの寺社があるので、バスよりも自転車の方が観光には適していますね。
さすがに清水寺は、人が多いので自転車だと不便でしょうが。
そもそも、清水寺に駐輪所がないような気がします。
そろそろ若宮八幡宮社から出ましょう。
元日は、ちらほらと初詣に来ている人の姿が見られましたが、境内は落ち着いていましたよ。
この後は、六道珍皇寺に参拝します。
なお、若宮八幡宮社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。