12月上旬に京都市下京区の梅小路公園(うめこうじこうえん)を訪れました。
梅小路公園には、朱雀の庭と呼ばれる庭園があり、四季折々の景色を楽しむことができます。
これまで、朱雀の庭には藤袴と和の花展が開催されている時に訪れたことがありますが、紅葉の季節に訪れたのは今回が初めてです。
野筋や水鏡とともに見る紅葉
梅小路公園は、JRの梅小路京都西駅を出てすぐの場所にあります。
そして、朱雀の庭の入り口となっている数寄屋門は、駅から南に徒歩1分ほどの場所にあります。
数寄屋門をくぐるとレストランが入っている建物があり、その2階に上がると、入園券の自動販売機があります。
入園券は200円と安いのがありがたいですね。
以前は、電車の自動改札のようなゲートに入園券を通して中に入ったのですが、今は、そのゲートはなくなっています。
朱雀の庭へと向かいます。
入り口付近の紅葉が日差しを受けてきれいに紅葉していますね。
朱雀の庭に入って、左に目をやると紅葉渓(もみじだに)を見おろせます。
イロハモミジが紅葉していますが、まだ赤茶色の葉が目立ちます。
あと数日ほどで真っ赤になりそうですね。
出口となっている覆屋の後ろの紅葉は真っ赤。
帰りにじっくりと見ることにしましょう。
遊歩道を東に向かって歩いていきます。
途中、東屋があり、そこで座りながら庭園全体を眺めることもできますよ。
庭園の東端は、いのちの森へと続く橋があります。
いのちの森の中にも入りましたが、紅葉は見られませんでした。
庭園の東端は、日当たりが良いためか、真っ赤に色づいているモミジがいっぱい。
見ごろですね。
階段を下りて、滝の近くにやって来ると、紫色と白色の菊がたくさん咲いていました。
池と芝生越しに見る紅葉。
まるでゴルフ場のようであります。
芝生の高いところから池に水が流れるようになっている部分を野筋(のすじ)といいます。
野筋は、日本庭園で見ることがよくありますね。
石段下から見上げる紅葉。
青空が美しい。
まだ青葉が残っているカエデもありますが、庭園全体は紅葉が見ごろです。
庭園の西端のレストランがある辺りにやって来ました。
ここには、黒御影石の上に1cmだけ水を張った水鏡があり、水面に紅葉が映り込んでいました。
景色がよく映り込むように工夫されているのが嬉しいですね。
紅葉を十分に楽しんだので、北側の出口から出ることに。
紅葉渓から見えた真っ赤なモミジは、間近で見ると、もっと赤く見えましたよ。
竹垣を背に見る紅葉は、秋の京都らしさを感じますね。
私が朱雀の庭を訪れた時は、人が20人くらいいたでしょうか。
他の紅葉の名所と比較すると、ほとんど混雑しておらず、心行くまで紅葉を楽しめました。
朱雀の庭の紅葉は、12月8日までは見ごろを保っていると思います。
ちなみに月曜日は休園です。