7月22日に祇園祭の後祭の宵山を見に行った際、屏風祭も見て歩きました。
屏風祭は、個人宅やお店が、祇園祭の宵山の期間に家宝の虫干しもかねて、屏風などを家の中や玄関に飾る行事です。
宵山を見に行った際は、旧家に飾られた貴重な品々も見ておきたいですね。
きらびやかな屏風
屏風祭が見られるのは、京都市中京区の新町通や室町通です。
建ち並ぶ山鉾を見て歩いていると、昔ながらの民家の玄関の戸が開いていることがあるので、そこから中を覗くと屏風などを見ることができます。
こちらのお宅では、暖色系の明かりが灯った1室に見るからに貴重な屏風が展示されていました。
格子の隙間から中を覗いたのですが、立派な屏風でしたよ。
屏風の他にも、祇園祭の鉾も置かれていました。
子供の背くらいのものですが、実際の鉾をよく再現していますね。
新町通や室町通沿いのお宅には、軒先に風鈴が取り付けられていたりと、夏の風情を感じられました。
現在は、お店やホテルが増えてきていますが、昔ながらの町家も残っており、古き良き京都の景観を楽しむことができます。
黒主山の会所には、桜が植えられていました。
昔は、ここに黒主山の町家が建っていたそうですが、昭和47年(1972年)3月22日に消失したそうです。
黒主山の上には、満開の桜が立っていますが、会所にも桜を植えているんですね。
こちらのお宅では、金色の屏風が部屋いっぱいに飾られていました。
こんな感じの屏風を二条城やお寺で見かけますね。
龍が描かれている屏風も。
今年は辰年ですから、拝んでおくとご利益がありそうです。
祇園祭の宵山では、山や鉾に目が行きがちですが、古民家に残る貴重な品々を見る機会でもあります。
ぜひ、祇園祭の期間は、屏風祭にも注目してください。
宿泊
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