6月中旬に京都市伏見区の三栖神社に参拝した後、北東に約30分歩き、御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)を訪れました。
三栖神社から、宇治川派流を目指して歩いていたつもりが、道をまちがえて大手筋商店街にやって来たので、近くの御香宮神社に参拝することにしました。
梅雨入りが近い曇り空の境内
御香宮神社には、近鉄電車の桃山御陵前駅、または、京阪電車の伏見桃山駅から東に3分ほど歩くと到着します。
駅から御香宮神社に向かう途中、道路の真ん中に朱色の大きな鳥居が現れます。
この鳥居は、もちろん御香宮神社のものです。
かつては、紀州徳川家の祖である徳川頼宣(とくがわよりのぶ)が万治2年(1659年)に寄進した石造りの鳥居だったのですが、地震で倒壊した後、明和4年(1767年)に再び同家から現在の鳥居の寄進を受けています。
鳥居をくぐって少し歩くと、左手に表門が建っています。
この表門は、伏見城の遺構です。
表門をくぐって参道へ。
空はどんよりと曇り、そろそろ梅雨入りが近いことを教えてくれています。
参道の西側には、怖い顔をした狛犬。
こちらを睨んでいますね。
参道の東側には、桃山天満宮も建っています。
久しぶりに桃山天満宮にお参りをしましょう。
学問の神さまの菅原道真が祀られているので、頭が良くなるようお願いしておきます。
参道をまっすぐ歩いていくと、中央が通り道になっている割拝殿が建っています。
御香宮神社の割拝殿は、装飾が見事なので、参拝した時にはしっかりと見ておきたいですね。
割拝殿の奥に本殿が建っているのでお参りをしましょう。
御香宮神社は、安産のご利益が有名ですよ。
本殿の手前からは、御香水が湧き出しています。
御香宮神社の由来は、この御香水です。
いい香りがするこの水を飲むと、たちまち病が癒えたことから清和天皇より御香宮の名を賜っています。
上の写真に写っている手水鉢の左隣からも御香水が湧き出しており、参拝者は汲むことができますよ。
お参りの際は、ペットボトルなどを持っていくと良いでしょう。
本殿の西側には、カエデが植えられており、この時期は、緑色の葉がとてもきれいです。
地面のコケの緑色もしっとりとしてきれいですね。
境内の北西角に建つ東照宮。
御香宮神社は、徳川家と縁のある神社なので、東照宮があるのでしょうね。
境内の東側に建つ絵馬堂付近も、梅雨の景色になっていました。
この時期は、人が少なく、静かにお参りできますよ。
そろそろ御香宮神社から出ることに。
京都は、これから本格的な梅雨に入っていきます。
なお、御香宮神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。