4月29日に京都市左京区の南禅寺に新緑を見に行った後、近くの最勝院に参拝しました。
最勝院は、南禅寺の塔頭(たっちゅう)です。
境内には、カエデが多く植えられており、初夏になると透き通るような黄緑色の青葉を見ることができます。
新緑に包まれた境内
最勝院には、地下鉄の蹴上駅から北東に約10分歩くと到着します。
南禅寺の水路閣をくぐり、東に少し歩き、最勝院の入り口の前にやって来ました。

入り口の新緑
カエデの新緑が美しいですね。
全体が黄緑色。
参道の新緑も良い感じです。

参道の新緑
山門をくぐります。
山を背にした境内は、自然の中にあるお寺といった感じです。

境内
こちらは、サルスベリと松がくっついた縁結びの松。

縁結びの松
サルスベリの樹齢は350年、松の樹齢は100年だそうです。
松の下では、タヌキ夫妻が仲良く座っていますよ。
それでは、本堂にお参りをしましょう。
最勝院の正式名称は高徳庵といい、本堂には、駒大僧正が祀られています。
南禅寺は、かつて亀山天皇の離宮だったのですが、その鎮守として駒大僧正が祀られました。
コケの上に置かれた意味ありげな石。

石
新緑とコケを一緒に見るのも情緒があって良いですね。

新緑と苔
境内では、白色のツツジも咲いていましたよ。

ツツジ
ツツジは赤系統の花をよく見かけますが、純白の花も美しいですね。
木々の緑とよく調和しています。
手水舎と新緑。

手水舎
どこを見ても、緑がいっぱい。
最勝院は、南禅寺から近いにもかかわらず、いつも人が少なめです。

新緑がいっぱい
桜や紅葉の時期でも、訪れる人は少ないですね。
それ以外の季節だと、境内はほぼ無人です。
参拝者がいても、数えられる程度しかいません。
この日も、境内にいた参拝者は数人でした。
見上げる新緑と本堂。

本堂と新緑
いつまでも見続けたくなる味わいある風景ですね。
そろそろ最勝院から出ましょう。
短時間の参拝でしたが、緑が多い境内は、心身を浄化してくれるようでした。
山に向かって歩いていくと奥の院もあるので、時間がある場合はそこまでお参りするのも良いですね。
この後は、永観堂にツツジを見に行きます。
なお、最勝院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。