4月上旬に京都市東山区の養源院に桜を見に行った後、智積院(ちしゃくいん)に参拝しました。
智積院は、東山七条に広々とした境内を持つ真言宗智山派の総本山です。
境内には、桜がたくさん植えられているのですが、京都市内の他の桜の名所と比べると、旅行者や観光客の数がとても少ないです。
おかげで静かに桜を観賞できます。
青空の下で美しく咲く八重紅枝垂れ桜
智積院には、京阪電車の七条駅から東に約8分歩くと到着します。
市バスだと、「東山七条」で下車してすぐです。
智積院の入り口にやって来ると、キリシマツツジが真っ赤な花をたくさん咲かせていました。
まだ人の膝より背が低いですが、歩道と車道を分けるかのように一直線に咲く赤色の花がとてもきれいでしたよ。
入り口近くに植えられている2本の八重紅枝垂れ桜も、見ごろを迎え美しい姿を見せてくれました。
京都市内はそろそろソメイヨシノが見ごろを終えようとしており、代わって、八重紅枝垂れ桜が見ごろに入っています。
参道を東に向かって歩いていきます。
大きな金堂の前に植えられているソメイヨシノは、下の方の枝が寂しくなってきていましたが、上の方にはまだ多くの花が残っていました。
カエデの新緑も、きれいになってきてますね。
それでは、金堂の中に入って、大日さまにお参りをしましょう。
お参りを済ませ、金堂の裏側の梅林にやって来ました。
梅は終わりを告げ、ソメイヨシノも花びらが舞い始めています。
金堂裏には、斜面に学侶墓地があります。
さらにその上に八重紅枝垂れ桜が数本植えられており、ちょうど満開となっていました。
ここ2日間雨が続いた後の晴天だったので、空気が澄み、八重紅枝垂れ桜のピンク色の花がとてもきれいに見えました。
五輪塔と八重紅枝垂れ桜。
偉いお坊さんのお墓のようです。
智積院に桜を見に来る人は少ないですが、この八重紅枝垂れ桜を見に来る人はさらに少ないです。
私が八重紅枝垂れ桜に見とれていると、京都女子大の学生さんと思われる集団が、先生らしき人に引率されてやって来ました。
学生さんたちは、ここに来るのが初めてだったようで、美しく咲き誇る八重紅枝垂れ桜に感嘆の声をあげていましたよ。
墓地を下り、金堂の前に戻って来ました。
金堂の前の柴燈護摩道場(さいとうごまどうじょう)に植えられている八重紅枝垂れ桜も、青空の下できれいに咲いていますね。
智積院会館の近くでは、ユキヤナギの真っ白な花と八重紅枝垂れ桜を一緒に見られました。
入り口に戻って来ました。
キリシマツツジの向こうの八重紅枝垂れ桜も見ごろであります。
金堂にお参りを済ませ、境内の八重紅枝垂れ桜も満喫したので智積院から出ましょう。
智積院の八重紅枝垂れ桜は、4月15日頃まで見ごろを保っていると思いますよ。
この後は、豊国廟に桜を見に行きます。
なお、智積院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。