2月2日に京都市東山区の恵美須神社に参拝した後、東隣に建つ建仁寺を訪れました。
建仁寺は、京都最古の禅寺で、祇園に広々とした境内を持っています。
立派な建物がいくつもあり、見どころが多いのですが、意外と旅行や観光で訪れる人は少なめです。
ひっそりと咲く白梅
建仁寺には、京阪電車の祇園四条駅から南東に約5分歩くと到着します。
駅からだと、西側の惣門から境内に入るのが便利ですが、今回は南側の勅使門の隣の門から境内に入ります。
境内に入ると、放生池の前にアオサギとハトがいました。
建仁寺では、時々、アオサギを見かけることがありますね。
放生池の周囲には、松が植えられています。
松は一年中緑色なので、季節によって景色が大きく変化しないですね。
松の奥に見える建物は、三門です。
放生池から北に少し歩くと、松の間に隠れるように白梅が花を咲かせていました。
これまで建仁寺には何度も参拝しているのですが、梅があることを初めて知りました。
5分咲きくらいでしょうか。
2月の始めにしては、咲き進むのが早いですね。
今年の京都の梅は、全体的に開花が早まっています。
境内の東側に祀られている楽大明神にお参りをしましょう。
楽大明神の隣には、開山堂があります。
開山堂は、普段は入ることができません。
過去に特別公開が行われたことがあるので、また拝観する機会があるかもしれませんね。
境内の中央に建つ法堂(はっとう)。
晴れていると、もっと見栄えが良いのですが。
法堂の天井には龍が描かれており、拝観も行われています。
写真撮影もできますよ。
法堂の他に俵屋宗達の風神雷神図屏風も鑑賞できます。
法堂の拝観料は600円ですが、2024年4月1日から800円に変更となります。
3月いっぱいは人も少ないので、値上がりする前に拝観することをおすすめします。
法堂の東側に建つ鐘楼の近くでも、白梅が咲いていました。
こちらの白梅もわかりにくい場所に植えられているため、気づく人があまりいないようです。
帰りは、北東角の北門から外に出ました。
北門の近くの建仁寺垣が、和の風情を感じさせますね。
建仁寺の梅は、2月20日頃までは楽しめるのではないでしょうか。
この後は、八坂神社に節分祭を見に行きます。
なお、建仁寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。