11月下旬。
京都市上京区の京都御所を訪れました。
京都御所では、11月22日から26日まで、秋の特別公開「京都御所 宮廷文化の紹介」が催されています。
京都御所は、通年無料公開が行われていますが、春と秋には、特別公開が実施されることがあります。
四季花鳥図と雅楽の実演
京都御所は、地下鉄の丸太町駅、または、今出川駅が最寄り駅です。
どちらの駅からも、出てすぐの場所に京都御苑の塀が見えるので迷うことはないでしょう。
京都御所は、京都御苑内のやや北西にあり、今出川駅からだと、徒歩約5分で到着します。
京都御所の北西角にある清所門で、手荷物検査を受けた後、入門証を受け取り、中に入ります。
順路に従い、南に歩いていくと、襖絵が展示されていました。
この襖絵は、岸岱(がんたい)作の四季花鳥図です。
製作年代は、安政2年(1855年)で、皇后御常御殿(こうごうおつねごてん)の御寝(ぎょしん)の間にあったものとのこと。
左側の襖には、秋らしく紅葉が描かれていますよ。
襖絵を見た後は、京都御所の南東角にやって来ました。
この日は、雅楽の実演が催されていました。
私が来た時には、青海波(せいがいは)という演目が行われるところだったので、動画も撮影しておきました。
見ごろを迎えた紅葉
雅楽の実演が終わり、その近くにあった紅葉を観賞。
赤色やオレンジ色のモミジがきれいですね。
今年の京都の紅葉は、例年よりも美しいです。
日華門の近くには、月輪未生流(つきのわみしょうりゅう)、仁和寺御室流(にんなじおむろりゅう)、嵯峨御流の生け花が展示されていました。
生け花の展示は、特別公開の定番となっていますね。
大きな紫宸殿(ししんでん)の頭上には、どんよりとした黒色の雲。
今にも雨が降って来そうな感じでしたが、降雨になることはありませんでした。
紫宸殿の中には、高御座(たかみくら)も展示されていましたよ。
御池庭(おいけにわ)にやって来ました。
池のほとりのカエデも、真っ赤に色づいていますね。
どのモミジも真っ赤であります。
御内庭(ごないてい)は、松が多く植えられていますが、その中に混ざってカエデも植わっています。
緑色の木々の間から真っ赤なモミジが見えると、目が覚めるようであります。
御内庭の奥にあったカエデの紅葉が特にきれいで、非の打ち所のない深紅でした。
海外からお越しの方たちも、この紅葉を撮影していましたよ。
良い京都旅行の思い出になることでしょう。
塀際のカエデは、まだ青葉が残っており、様々な色のモミジを見せてくれました。
御内庭を見た後は、出口に向かいます。
出口近くにも、真っ赤に紅葉したカエデがあり、時折雲の間から顔をのぞかせる太陽に照らされ、透き通るように輝いていましたよ。
京都御所の紅葉は、11月下旬に見ごろを迎え、真っ赤に色づいていました。
11月27日と28日は、通年公開が中止になりますが、その他は月曜日を除いて拝観できます。
紅葉は、12月初旬までは見ごろを保っていそうです。
この日は、京都御苑内の紅葉も見て歩きました。
なお、京都御所の詳細については以下のページを参考にしてみてください。