11月下旬に京都市東山区の来迎院に紅葉を見に行った後、向かいの善能寺に参拝しました。
善能寺は、ほとんど人に知られていないお寺で、参拝している人を見ることが少ないです。
境内には、カエデが植えられており、11月には紅葉を見られるので立ち寄っていくことにしました。
色づき始めの紅葉
善能寺には、JRまたは京阪電車の東福寺駅から、南東に約20分歩くと到着します。
山門の前に立ちます。
見るからに境内がひっそりと静まり返っているのがわかります。
山門の近くのカエデは、まだ青葉の状態。
善能寺は、境内全体が日陰になっているので、紅葉するのが遅いです。
石畳の参道の先に建つのは祥空殿です。
航空殉難者の慰霊と航空事故の絶無を祈願して、昭和47年(1972年)11月に竣工されました。
それでは、祥空殿にお参りをし、航空事故が起こらないように祈願しておきましょう。
祥空殿の裏側には、池泉式の庭園があります。
この庭園は、昭和の作庭家の重森三玲の作です。
庭園には、カエデも植えられていますが、日当たりが悪く、まだほとんど青葉でした。
境内の北東角の比較的日当たりが良い場所に植わっているカエデは、それなりに紅葉していますが、色付きはあまり良くないですね。
でも、上の方だけ鮮やかに紅葉しているカエデがありました。
やはり、日当たりが良い枝は、紅葉がきれいですね。
遠目で見る庭園と紅葉。
ほとんどが日陰のため、モミジは赤茶色が目立ちます。
これから紅葉が進んでくるでしょうが、真っ赤なモミジにはならないと思います。
祥空殿と一緒に見る紅葉。
遠目で、祥空殿と紅葉全体を眺めます。
こうやって見ると、境内の大部分が日陰だとわかりますね。
夏のように太陽が高い位置にないと、境内は薄暗いです。
境内の北東角には、日本最初稲荷神石社があります。
お稲荷さんですから、商売繁盛を祈願しておきましょう。
そろそろ善能寺から出ることに。
私が境内にいる間、3人ほどの参拝者が訪れているだけで、境内はとても静かでしたよ。
この後は、東福寺に向かいます。
なお、善能寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。