7月28日に行われた祇園祭の神輿洗式。
午後7時30分頃に四条通を清めた大松明が八坂神社の西楼門に入っていき、10分ほど沈黙が続いた後、神輿洗式の行列がやって来ました。
四条通を進む中御座の神輿
先頭を進むのは、宮本組の列です。
四条通を西に向かってゆっくりと歩いていきます。
続いて2本の大松明の登場。
先ほどは、1本だった大松明が4本となり、中御座の神輿の先頭と後方を2本ずつ進んでいきます。
八坂神社の西楼門の前に中御座の神輿がやって来ました。
中御座の神輿も、四条通を西に進み、四条大橋を目指します。
私も、中御座の神輿を追いかけていくことに。
途中で中御座の神輿を追い抜き、四条大橋に先回りをしたのですが、お巡りさんが「立ち止まらないでください」とアナウンスしていたので、四条大橋での場所取りは諦め、八坂神社に引き返すことに。
その途中、南座の前を中御座の神輿が過ぎていきました。
四条大橋に到着した中御座の神輿は、午前中に行われた神用水清祓式(しんようすいきよはらえしき)で、鴨川から汲み上げられた水を使って清められます。
戻ってきた中御座の神輿と祝い提灯
八坂神社の西楼門に戻り、中御座の神輿が帰って来るのを待ちます。
中御座の神輿が四条大橋に到着したのは、午後8時でした。
そして、午後8時15分頃に神輿洗式の行列が四条大橋から動き始めます。
宮本組を先頭に戻ってくる神輿洗式の行列
午後8時30分頃に八坂神社の西楼門前、祇園石段下に戻ってきた中御座の神輿は、いったん北に進路を変えた後、時計回りに円を描くようにして南に向きを変えました。
そして、両腕をいっぱいに伸ばして神輿を持ち上げるさし上げを披露。
この後、東大路通を南に進み、南楼門から八坂神社に入っていきます。
中御座の神輿が祇園石段下から姿を消した後、四条通を祝い提灯が進みます。
祝い提灯は、中御座の神輿が四条大橋に向かう時から、後方を進んでいました。
賑やかなお囃子とともに風変わりな提灯が進む祝い提灯の行列を見るのも祇園祭の楽しみの一つであります。
祝い提灯は、西楼門前で東大路通を北に進みます。
ここで、中御座の神輿とお別れし、祇園の街を練り歩きます。
舞殿を1周する中御座の神輿
西楼門から、本殿の前に戻って来ました。
南楼門から、大松明が境内に運び込まれ、次々と消火されていきます。
午後8時45分頃。
中御座の神輿も南楼門から境内に入って来ました。
中御座の神輿は、舞殿を時計回りに1周します。
その途中、本殿の前でさし上げ。
さらに舁き手が中御座の神輿を舞殿の南側に進め、最後の力を振り絞って、さし上げ。
そして、中御座の神輿は、すっかり暗くなった空の下、神輿庫に運び込まれました。
時刻は午後9時。
神輿洗式は無事に終了。
最後に舁き手の皆さんが、舞殿に上がり総括が始まるところで、私は八坂神社を出ました。
7月28日の神輿洗式は、大勢の観覧者が見に来ていました。
でも、他の祇園祭の行事と比較すると、人は少なめです。
神輿洗式は夜に行われるので、涼しいのが良いですね。
神輿洗奉告祭から神輿洗式までの様子は、動画にも収めてあるのでご覧ください。
なお、八坂神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。
宿泊
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