7月上旬に東寺にハスを見に行った後、北東に約10分歩き、京都市下京区の西本願寺に参拝しました。
西本願寺では、夏になると境内にハスが植わったプランターが並べられます。
数は少ないですが、ハスの花が広々とした境内に彩を添えてくれます。
ハスはつぼみ
西本願寺には、京都駅から北西に約10分歩くと到着します。
まずは、境内の南側にある唐門を見ていきましょう。
西本願寺の唐門は、国宝三唐門の一つに数えられていることから、その装飾はいつ見ても豪華に感じます。
唐門を見た後は、堀川通に向かって開く御影堂門(ごえいどうもん)から境内に入ります。
御影堂門の先には、大きな御影堂が建っているのでお参りをしましょう。
参拝者は、御影堂の中に入ってお参りすることもできますよ。
御影堂の前に植えられている逆さイチョウは、全身が深緑色。
この姿を見ると、そろそろ梅雨が終わり夏が始まろうとしているのを感じます。
そう言えば、先ほど東寺ではセミが鳴いていました。
セミの声を聞くと、梅雨が明けたような気持になりますね。
境内からは、梅雨明けを思わすような青空が見えました。
でも、京都の梅雨はまだ明けていません。
御影堂の北に建つお堂は、阿弥陀堂です。
御影堂と阿弥陀堂はつながっているので、御影堂にお参りをした後は、廊下を歩いて阿弥陀堂にもお参りをしておくと良いでしょう。
さて、お目当てのハスですが、境内の北側に建つ本願寺ブックセンターの前で見られます。
ハスが植わったプランターが5つ置かれていますが、まだ、花は咲いておらず、つぼみが膨らんでいるだけでした。
そろそろ咲いているだろうなと期待したのですが、残念でした。
ペットボトルキャップアート
ハスのつぼみを見ていると、その後ろにペットボトルキャップアートが展示されているのに気づきました。
2023年は、浄土真宗の開祖の親鸞聖人が誕生して850年であり、また、立教改宗800年の年でもあります。
そのため、慶讃法要記念事業として、九州地区の子ども会が協力してペットボトルキャップアートを製作したとのこと。
各地区で分担して製作した部分をつなぎ合わせ、縦横3.6メートルの1つの絵として完成したペットボトルキャップアートは、お互いのことを知らない子どもたちが、親鸞聖人の絵を製作することを通じて、つながりあっていることを実感してもらい、仏縁の輪を広げることを目的としているそうです。
この絵を作るために使用したペットボトルキャップは、約1万個であり、重量にすると25kgになります。
展示後は、ペットボトルキャップを回収業者に引き渡し、リサイクル素材に換え、売却することによりJCV(世界の子どもたちにワクチンを 日本委員会)に寄付されるそうです。
本願寺ブックセンターの近くから南東に目をやると、阿弥陀堂門の向こうに京都タワーが見えました。
古い建物と近代的な建物が一緒に見られるのも、京都の特徴ですね。
西本願寺に参拝した際は、ぜひ、ペットボトルキャップアートもご覧になってください。
この後は、東本願寺にハスを見に行きます。
なお、西本願寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。