アジサイが咲き始めた檀王法林寺・2023年

5月末。

京都市左京区の檀王法林寺(だんのうほうりんじ)に参拝しました。

檀王法林寺は、三条大橋の近くに建つ浄土宗のお寺です。

境内には、保育園があることから、お参りをしていると子どもたちの楽しげな声が聞こえてきます。

京都は、例年より早く5月中に梅雨入りし、アジサイの季節を迎えています。

そして、檀王法林寺でも、アジサイが咲き始めていました。

咲き始めのアジサイ

檀王法林寺は、地下鉄の三条京阪駅、または、京阪電車の三条駅を出てすぐの場所にあります。

三条通に面して檀王法林寺の三条門が建っています。

三条門

三条門

三条門の前には、「浄土宗だん王」と刻まれた立派な石碑もあります。

檀王法林寺は、交通の便が良い場所にあるのですが、参拝者は少ないです。

三条門が左右の建物のせいで目立ちにくくなっていることが、その理由なのかもしれません。

三条門をくぐって参道へ。

参道

参道

参道は、梅雨らしく緑がしっとりとして見えます。

参道わきでは、ガクアジサイが咲いていました。

参道のガクアジサイ

参道のガクアジサイ

西洋アジサイもありましたが、まだ咲き始めたばかりで、ほとんどの花が色づく前の緑色でした。

参道を進み楼門を過ぎて本堂の前へ。

本堂

本堂

まずは、本堂にお参りをしましょう。

本堂の右前には、檀王法林寺を復興した袋中(たいちゅう)上人の御親筆大名号碑があり、その前ではサツキが咲いていました。

石碑とサツキ

石碑とサツキ

京都のサツキは、そろそろ終わりが近づていましたが、檀王法林寺のサツキはまだ元気に咲いていました。

上の写真に写っている袋中上人御親筆大名号碑は、4メートルを超える料紙に書かれた名号を本堂にかけて拝観できないことを悲嘆した良哉(りょうさい)上人が、偶然見つけた巨大な石に刻印したものだそうです。

本堂の前では、カラーも咲いていましたが、そろそろ終わりが近づいていました。

カラー

カラー

境内の中央やや西では、アナベルも咲いていましたが、まだ白色に色づく前の花が目立ちます。

色づき始めのアナベル

色づき始めのアナベル

純白のアナベルを見られるのは、もう少し先のようです。

川端門の近くでは、赤色と青色の西洋アジサイが咲いていました。

西洋アジサイ

西洋アジサイ

西洋アジサイは、すでに見ごろですね。

龍神堂の前でも、西洋アジサイが咲き始めていました。

龍神堂とアジサイ

龍神堂とアジサイ

こちらのアジサイは、やや開花が遅かったようで、まだ色づいていないものが散見されました。

龍神堂の近くでは、ブラシノキも花を咲かせていましたよ。

ブラシノキ

ブラシノキ

その名のとおり、コップを洗うブラシのような形をしていますね。

そろそろ檀王法林寺から出ることに。

檀王法林寺のアジサイは、5月末で多くの花を咲かせていましたが色づいていない花も目立ちました。

6月上旬には、赤色、紫色、青色、白色など、様々な色のアジサイを見られるようになるでしょう。

この後は、頂妙寺に参拝します。

なお、檀王法林寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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