4月中旬に堀川の八重桜を見た後、南西に約7分歩き、神泉苑に参拝しました。
神泉苑でも桜を見ることができるのですが、今年の京都はソメイヨシノの開花が早かったため、すでに終わりを迎えていました。
そして、桜に代わるようにして、境内ではツツジが咲き始めていました。
初夏が近づく境内
神泉苑には、地下鉄の二条城前駅から西に約3分歩くと到着します。
JR二条駅からだと、東に徒歩約8分です。
二条城前駅からだと、北側から境内に入るのが近道ですが、神泉苑を訪れる際は、御池通に面した南側の鳥居から入りたいですね。
鳥居わきには、5月2日から4日まで、神泉苑祭が催されることを記した看板が立っていました。
鳥居をくぐって境内に入ると、法成就池(ほうじょうじゅいけ)と呼ばれる大きな池があります。
神泉苑の境内は、この法成就池が大部分を占有しています。
晴れている日は、池に架かる法成橋(ほうじょうばし)が水面に映る光景を目にすることができますよ。
まずは、境内の南東に祀られている増運弁財天にお参りをします。
その名のとおり、開運守護の神さまで、諸芸上達や福徳円満のご利益を授けてくれます。
境内の桜は、ほとんど散り、木々の枝に緑が目立つようになっています。
その木々の間から見る法成就池は、初夏の到来を感じさせます。
池の中央に建つ善女龍王社にもお参りをしましょう。
善女龍王は、弘法大師が雨乞いを祈願した際にインドからやって来たと伝えられています。
境内の西側は更地になっていました。
以前はここに料亭の平八があったのですが。
どうやら、経営が厳しくなり賃料を神泉苑に支払えなくなったことから、撤退したようです。
コロナの影響があったのでしょうね。
跡地は、これからどうなるのでしょうか。
法成橋の横のカエデが、若葉をつけ始めています。
そして、橋のたもとでは、ちらほらとツツジも咲き始めています。
京都のツツジの見ごろ時期は、毎年4月の終わりから5月中旬くらいですが、今年は1週間ほど早く見ごろを迎えそうです。
池のほとりでは、名残の桜も見られました。
今年は、春が過ぎ去るのが早かったですね。
背の低いキリシマツツジは、もう満開に近い状態になっていましたよ。
4月中旬の神泉苑は、すでに初夏のような風景に変わっていました。
ツツジは、ゴールデンウィークが終わるまでは、きれいに咲いているのではないでしょうか。
なお、神泉苑の詳細については以下のページを参考にしてみてください。