3月上旬に下鴨神社に光琳の梅を見に行った後、西に約15分歩き、京都市上京区の相国寺を訪れました。
相国寺も、この時期には境内に植えられている梅が見ごろを迎える頃です。
相国寺の梅は、通常非公開の塔頭(たっちゅう)寺院に多く植えられていますが、誰でも通れる参道にも白梅が植えられています。
白梅も椿も見ごろ
相国寺には、地下鉄の今出川駅から東に徒歩約5分で到着します。
駅からだと、西側の入り口から入るのが便利ですが、今回は東側の入り口から入ります。
参道を西に向かって歩いていくと、南北の参道と交差するあたりに白梅が植えられています。
白梅は、たくさんの花を咲かせ、ちょうど見ごろを迎えていました。
まさに満開であります。
ひらひらと花びらが散り始めていることから、そろそろ見ごろが後半に入っているようですね。
白梅の隣には、椿も植えられており、こちらもたくさんの花を咲かせていました。
見上げると、白梅の真っ白な花と椿の真っ赤な花を一緒に眺めることができます。
この日は晴天だったこともあり、白梅と椿が特に美しく見えましたよ。
境内の中央に建つ法堂(はっとう)にお参りをしましょう。
法堂は、特別公開が行われているときは中に入れますが、それ以外の時期は中に入れません。
それでも、扉の隙間から賽銭を入れられ、外からでもお参りができるようになっています。
それでは、お参りをしましょう。
法堂の西側にある参道わきには、宝塔が建っています。
今の時期は、まだ旅行者や観光客が少なく、境内全体が静かでした。
相国寺は禅寺なので、静寂の空間がよく似合います。
再び、白梅の近くに戻って来ました。
鐘楼と一緒に見る白梅も見事ですね。
境内の南西角にある塔頭の普廣院に植えられている紅梅も、見事な咲きっぷりです。
近づくことはできませんが、遠目でも、その美しさがわかるほど鮮やかな紅色であります。
法堂の南にある三門跡には、松が多く植えられています。
この辺りは、1年を通して、景色があまり変化することがありませんね。
そこが、松の良いところでもあります。
そろそろ相国寺から出ましょう。
相国寺の白梅は、3月15日頃までは見ごろを保っていたのではないでしょうか。
この後は、相国寺の南にある京都御苑に梅を見に行きます。
なお、相国寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。