1月25日に京都市東山区の智積院に参拝した後、その北にある妙法院を訪れました。
妙法院は、天台宗の三門跡寺院の一つに数えられる格式の高い寺院です。
とは言え、誰でも参拝できます。
この日は、京都各所で雪景色が見られたので、妙法院でも格式の高い建物と一緒に雪景色を見られるだろうと期待しながら歩きます。
雪国の冬を思わせる境内
妙法院には、京阪電車の七条駅から東に約8分歩くと到着します。
市バス停「東山七条」からだと、下車してすぐです。
東大路通に面する山門から境内に入ろうと思ったら、扉が閉ざされていました。
雪の影響で開門していないのかもしれません。
このまま妙法院に入らず別の場所に行こうかとも思ったのですが、北側のフォーシーズンズホテル京都が建つ付近にある北門が開いているかを確認してみることに。
すると、北門が開いていました。
ここから境内に入りましょう。
北門をくぐってすぐの場所に建つ事務所の前は、木々や灯籠が雪で埋もれていました。
刈り込まれたサツキも、頭に真っ白な雪の花を咲かせています。
北門から南に向かって歩きます。
国宝の庫裏(くり)は、現在工事中。
雪が積もっていても、作業は行われています。
閉ざされている山門の屋根にも、真っ白な雪が積もっていますね。
大玄関とその後ろの建物の屋根も真っ白。
妙法院を訪れた頃は、雲の隙間から青空が見えるようになってきており、真っ白な雪の境内に日が射していました。
境内の南西角に建つ唐門近くから眺める雪の境内。
唐門から東に歩いていくと本堂と宸殿(しんでん)が建っているのですが、この日は唐門より東に立ち入ることができませんでした。
なので、遠目で境内南側の雪景色を眺めることに。
まるで雪国を思わせるような風景であります。
カエデの木にも、たくさんの雪が積もっています。
枝先には雪の花。
カエデや桜のように冬に葉を落とし枝だけになる木は、雪が積もるときれいですね。
境内の西側にある宝篋印塔(ほうきょういんとう)にも、こんもりと雪が積もっています。
その後ろの塀の屋根にも真っ白な雪。
屋根に積もる雪が波打っていて、瓦の形がわかります。
石は、雪に埋もれて姿が見えなくなっているものもありました。
妙法院にこんなに雪が積もるのは珍しいですね。
この日の妙法院は、工事をしている人以外は、誰もいませんでした。
山門が閉まっていたので、境内に入る人がいなかったのでしょう。
この後は、大谷本廟に雪景色を見に行きます。
なお、妙法院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。