10月上旬に京都市下京区の東本願寺に参拝した後、西に約10分歩き、西本願寺を訪れました。
西本願寺も東本願寺と同じく浄土真宗のお寺で、広大な敷地を有しています。
伽藍配置も似ているので、どちらが東本願寺で、どちらが西本願寺なのか、境内を一目見ただけでは区別がつきにくいです。
東と西で、どこが違うのかを見つけながら、両寺院を参拝するのも楽しいですね。
秋空の下の境内
西本願寺には、京都駅から北西に約15分歩くと到着します。
堀川通に面する御影堂門(ごえいどうもん)。
東本願寺の御影堂門は、とても大きかったですが、西本願寺はそれに比べると小さめです。
でも、他のお寺と比較すると大きいですね。
御影堂門をくぐると、正面に壁のようなものが建っています。
その壁のようなものの向こうに御影堂があります。
御影堂は、親鸞聖人の御影を祀るお堂です。
東本願寺の御影堂と同じく、とても大きな建物です。
それでは、御影堂にお参りをしましょう。
西本願寺では、10月17日から11月23日まで、本願寺献菊展が開催されています。
私が西本願寺に参拝した日は、まだ開催前だったので準備中でした。
御影堂の北隣に建つ建物は阿弥陀堂です。
中には、本尊の阿弥陀さまが祀られています。
阿弥陀堂は、横幅が45メートル、奥行きが42メートルもあります。
先ほど見た御影堂は横幅が62メートルあり、阿弥陀堂より大きいのですが、両堂を見比べると、どちらも巨大で、見た目にはその差がわからないですね。
ちなみに東本願寺は、北に御影堂、南に阿弥陀堂が配置されており、西本願寺と逆になっていますよ。
境内北側の景色。
秋空が広がり、すがすがしさを感じます。
阿弥陀堂の正面に建つ阿弥陀堂門。
来る時にくぐった御影堂門は瓦葺でしたが、阿弥陀堂門は檜皮葺です。
屋根が檜皮葺になっている方が、見た目に落ち着きがありますね。
こちらは逆さイチョウです。
イチョウを逆さに植えたら、枝が横に張り出すようになったといわれています。
夏の深緑色から、少し黄緑色に変わっています。
11月中旬には、金色になった姿を見られることでしょう。
堀川通に出ます。
そして、少し北に歩くと、太鼓楼が建っています。
西本願寺は、幕末には新撰組の屯所が置かれ、北集会所(きたしゅうえしょ)と太鼓楼を使用していました。
現在、西本願寺に残っている新撰組の遺構は、この太鼓楼だけとなっています。
今度は、境内の南側にやって来ました。
南側には、国宝三唐門の一つに数えられる唐門が建っています。
秋晴れの日に見る唐門は、より装飾が輝いて見えます。
西本願寺の唐門は、何度も見ているのですが、見るたびにこんな装飾があったかなと新たな発見をします。
西本願寺に参拝した際は、この唐門を絶対に見ておきたいですね。
そろそろ西本願寺から去ることに。
まだ、本格的な秋の行楽シーズン前だったので、参拝者は少なめでした。
この後は、六孫王神社に参拝します。
なお、西本願寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。