京都市北区の上賀茂神社は、世界遺産に登録されており、1年を通して多くの参拝者が訪れます。
見るものも多く、旅行や観光で京都を訪れた際は、上賀茂神社にもお参りをしておきたいですね。
そして、お参りの際には、願い石にも触れて願い事が叶うように祈願しておきましょう。
2つの石が融合した陰陽石
上賀茂神社には、地下鉄の北山駅から北西に約15分歩くと到着します。
市バスだと、「上賀茂神社前」で下車してすぐです。
バス停の北にある一の鳥居をくぐって、左右に芝生がある参道をまっすぐ北に進みます。
すると、二の鳥居が現れるので、それをくぐって右に曲がります。
そして、しばらく歩くと木々が生い茂った一角にたどり着きます。
ここは、尚渓園という庭園で、4月第2日曜日には、賀茂曲水宴(かもきょくすいのえん)が催される場所です。
その尚渓園の東の端に願い石が置かれており、下の写真がそれです。
願い石を見ると、2つの石がくっついて1つの石になったような形をしています。
上賀茂神社の説明書によると、尚渓園は古く龍の棲む池があったといわれているそうです。
そして、池の底から出土したのが、この願い石で、陰と陽が極まり融合した(実った)姿を現わしているとのこと。
ゆえに願い石は、陰陽石とも呼ばれています。
この願い石は、両手で同時に触れると願い事が叶うと伝えられています。
願い石を両手で触れ力をいただいた後は、近くに建つ賀茂山口神社にお参りをしましょう。
賀茂山口神社は、成長・実りの神さまとして崇められています。
自らの成長を祈願するも良し、子供の成長を祈願するも良し。
努力が実ることを祈願するのも良いですね。
尚渓園は、秋が深まると、きれいな紅葉が見られ、たくさんの人がモミジを愛でますが、意外と願い石に気づかない人が多いです。
また、春の桜の季節は、尚渓園を訪れる人が少ないですね。
せっかく、上賀茂神社を訪れたのですから、願い事が叶うよう、願い石にも触れて帰りたいものです。
上賀茂神社に参拝した時は、尚渓園に入って願い石に触れ、賀茂山口神社にもお参りをしておきましょう。
なお、上賀茂神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。