八坂神社を出て祇園を練り歩く祝い提灯・祇園祭2022年

7月28日に京都市東山区の八坂神社で祇園祭神輿洗式を観覧しました。

神輿洗式が無事終わり、そろそろ八坂神社から出ようかと思っていた時、南楼門から続々と提灯が入って来ました。

この提灯は、祝い提灯です。

祇園祭にこのような催しがあることを知らなかったので、ついでに見ていくことにしました。

舞殿を周る祝い提灯

八坂神社には、京阪電車の祇園四条駅から東に約5分歩くと到着します。

「祝い提灯」と書かれた2つの提灯が先頭で南楼門をくぐって境内に入ります。

南楼門から入る提灯の行列

南楼門から入る提灯の行列

続いて顔が描かれた提灯や傘につるされた提灯など、様々な形をした提灯も境内に入って来ました。

いろんな形の提灯

いろんな形の提灯

たくさんの提灯は、いったん本殿の前で整列。

本殿前に並ぶ提灯の行列

本殿前に並ぶ提灯の行列

そして、提灯が灯る舞殿を時計回りに周りはじめました。

舞殿を周る提灯の行列

舞殿を周る提灯の行列

野球のボール、魚、どんぶりのようなキャラクターなど、趣向を凝らした提灯がぐるぐる舞殿を周ります。

趣向を凝らした提灯たち

趣向を凝らした提灯たち

祝い提灯の行列は、舞殿を3週ほどして参道を西に進んでいきました。

夕暮れの空と提灯

夕暮れの空と提灯

祝い提灯の行列が見えなくなったところで、本殿と舞殿に近づけないように張られていたロープが撤去されたので、本殿にお参りをします。

そして、西楼門に向かった祝い提灯を追跡。

祇園に向かう祝い提灯

祝い提灯は、以下のウェブサイトによると2018年に祇園祭に復活する予定だったのが台風の影響により2019年の復活となったそうです。

かつて、江戸時代には、神輿洗式のお迎え提灯に変わった形の提灯が登場していたのですが、江戸時代後期になると見られなくなったとのこと。

そこで、2018年に祝い提灯を復活させるため、「祝い提灯講社」が設立されたそうです。

西楼門から外に出ると、祝い提灯の行列が祇園石段下に集合していました。

祇園石段下に集まる提灯

祇園石段下に集まる提灯

境内では静かに歩いていた祝い提灯の行列でしたが、東大路通の横断歩道を渡るときには、賑やかなお囃子とともに練り歩いていましたよ。

東大路通を横断する提灯

東大路通を横断する提灯

道行く人々は、何が始まったのかといった表情で写真撮影を開始します。

東大路を北上する祝い提灯の先頭に出るため、裏道を急いで歩きます。

しかし、祝い提灯がどこをどう歩いていくのかわからないので、お囃子の音を頼りに進むしかありません。

そして、祝い提灯の先頭に出ることができました。

ここで、祇園を練り歩く祝い提灯の行列を動画に収めました。

祝い提灯は、祇園白川に向かって進んでいきます。

祇園の街に入る提灯

祇園の街に入る提灯

見物する人も増え、道路は徐々に混雑してきました。

祇園を練り歩く提灯

祇園を練り歩く提灯

そして、白川の巽橋(たつみばし)近くに差し掛かったところで、祝い提灯は休憩に入りました。

この後も、祝い提灯の行列は、祇園を練り歩いたようですが、私はここで帰宅しました。

祇園祭は、7月24日の後祭山鉾巡行と神輿渡御が終わると注目されなくなってきますが、28日の神輿洗式と祝い提灯も賑やかなので、この日に祇園祭を見に行くのも良いですね。

なお、八坂神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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