神輿洗式を終え神輿庫に戻る中御座の神輿・祇園祭2022年

7月28日の夕暮れ時。

京都市東山区の八坂神社に参拝しました。

この日は、祇園祭の還幸祭を終えた神輿が、神輿庫に納められる神輿洗式が行われます。

いよいよ祇園祭は、終わりが近づいてきました。

神用水で清められる神輿

八坂神社には、京阪電車の四条駅から四条通を東に約3分歩くと到着します。

西楼門の前にやって来ると、赤色の祇園祭ののぼりがありませんでした。

西楼門

西楼門

時刻は午後6時過ぎ。

午後6時から本殿で神輿洗奉告祭が行われ、午後6時30分頃から神輿洗式が始まる予定です。

本殿と舞殿に近寄れないように縄が張られています。

境内

境内

舞殿の西側は、すでに多くの参拝者がおり、良い位置で神輿洗式を見られそうにありません。

ということで、本殿の裏を回り東側に向かいます。

東側は人が少なく、良い場所を取れました。

本殿の中からは、柏手の音が聞こえてきたりと、神輿洗奉告祭が行われているのがわかります。

南楼門近くの能舞台には、午前中に行われた神用水清祓式(しんようすいきよはらえしき)で鴨川から汲み上げられた神用水が置かれていました。

神用水

神用水

舞殿からは、すでに3基の神輿が降ろされ、そのうちの西御座と東御座の神輿は、すでに神輿庫に納められています。

南楼門の前に中御座の神輿を残すだけ。

南楼門と中御座の神輿

南楼門と中御座の神輿

神輿洗式は、神幸祭の前の7月10日にも行われています。

本殿での神事を終えた神職の方が出てきました。

本殿から出てくる神職

本殿から出てくる神職

そして、中御座の神輿の前へ。

能舞台にあった神用水も、神輿の前に運ばれています。

神輿の前で読み上げる神職

神輿の前で読み上げる神職

神職の方が、神輿の前で何かを読み上げていますが、遠すぎて声が聞こえません。

次に神用水を含ませた木の枝を左右に振り、お祓いをします。

神用水を振り撒く神職

神用水を振り撒く神職

神職の方のお祓いが終わった後は、四若神輿会(しわかしんよかい)の偉いさんが木の枝を振って、神用水で周囲を清めます。

神用水を振り撒く偉いさん

神用水を振り撒く偉いさん

神輿庫に向かう中御座の神輿

神用水を振り撒いた後は、四若神輿会の皆さんが、中御座の神輿を担ぎあげます。

ちなみに四若神輿会は、神輿渡御では東御座の神輿を担ぎます。

通常の神輿洗式では、中御座の神輿が南楼門から外に出て、四条通を西に進み、四条大橋でお祓いが行われます。

しかし、今年は、神事が簡素化され、境内でお祓いをした後、舞殿を1周するだけでした。

それでも、「ホイットー、ホイットー」と威勢の良い掛け声が境内に響き渡り、盛り上がっていましたよ。

中御座の神輿が舞殿を1周する場面は、動画に収めたのでご覧になってください。

舞殿を1周した中御座の神輿は、元の場所にいったん降ろされます。

そして、もう一度担ぎ上げられ、境内の南西にある神輿庫へゆっくりと進みます。

神輿を持ち上げる

神輿を持ち上げる

徐々に建物の向こうに消えていく中御座の神輿。

神輿庫へ向かう

神輿庫へ向かう

そして、神輿庫に納められましたが、その様子はここからでは見えませんでした。

神輿洗式を終えた四若神輿会の皆さんが、続々と舞殿に上がっていきます。

舞殿で総括

舞殿で総括

「神輿を舁いているとき、こんなにいっぱいおったかー」という笑い声が聞こえる中、総括が行われていましたよ。

なお、八坂神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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