7月28日の夕暮れ時。
京都市東山区の八坂神社に参拝しました。
この日は、祇園祭の還幸祭を終えた神輿が、神輿庫に納められる神輿洗式が行われます。
いよいよ祇園祭は、終わりが近づいてきました。
神用水で清められる神輿
八坂神社には、京阪電車の四条駅から四条通を東に約3分歩くと到着します。
西楼門の前にやって来ると、赤色の祇園祭ののぼりがありませんでした。
時刻は午後6時過ぎ。
午後6時から本殿で神輿洗奉告祭が行われ、午後6時30分頃から神輿洗式が始まる予定です。
本殿と舞殿に近寄れないように縄が張られています。
舞殿の西側は、すでに多くの参拝者がおり、良い位置で神輿洗式を見られそうにありません。
ということで、本殿の裏を回り東側に向かいます。
東側は人が少なく、良い場所を取れました。
本殿の中からは、柏手の音が聞こえてきたりと、神輿洗奉告祭が行われているのがわかります。
南楼門近くの能舞台には、午前中に行われた神用水清祓式(しんようすいきよはらえしき)で鴨川から汲み上げられた神用水が置かれていました。
舞殿からは、すでに3基の神輿が降ろされ、そのうちの西御座と東御座の神輿は、すでに神輿庫に納められています。
南楼門の前に中御座の神輿を残すだけ。
神輿洗式は、神幸祭の前の7月10日にも行われています。
本殿での神事を終えた神職の方が出てきました。
そして、中御座の神輿の前へ。
能舞台にあった神用水も、神輿の前に運ばれています。
神職の方が、神輿の前で何かを読み上げていますが、遠すぎて声が聞こえません。
次に神用水を含ませた木の枝を左右に振り、お祓いをします。
神職の方のお祓いが終わった後は、四若神輿会(しわかしんよかい)の偉いさんが木の枝を振って、神用水で周囲を清めます。
神輿庫に向かう中御座の神輿
神用水を振り撒いた後は、四若神輿会の皆さんが、中御座の神輿を担ぎあげます。
ちなみに四若神輿会は、神輿渡御では東御座の神輿を担ぎます。
通常の神輿洗式では、中御座の神輿が南楼門から外に出て、四条通を西に進み、四条大橋でお祓いが行われます。
しかし、今年は、神事が簡素化され、境内でお祓いをした後、舞殿を1周するだけでした。
それでも、「ホイットー、ホイットー」と威勢の良い掛け声が境内に響き渡り、盛り上がっていましたよ。
中御座の神輿が舞殿を1周する場面は、動画に収めたのでご覧になってください。
舞殿を1周した中御座の神輿は、元の場所にいったん降ろされます。
そして、もう一度担ぎ上げられ、境内の南西にある神輿庫へゆっくりと進みます。
徐々に建物の向こうに消えていく中御座の神輿。
そして、神輿庫に納められましたが、その様子はここからでは見えませんでした。
神輿洗式を終えた四若神輿会の皆さんが、続々と舞殿に上がっていきます。
「神輿を舁いているとき、こんなにいっぱいおったかー」という笑い声が聞こえる中、総括が行われていましたよ。
なお、八坂神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。