3月4日から13日まで開催されている東山花灯路。
高台寺公園まで歩いた後は、一念坂付近から南に向かって歩きます。
この辺りは、京都市内でも最も京都らしさを感じられる地域の一つで、東山花灯路期間中にライトアップされた町並みは特に情緒があります。
一念坂から二年坂へ
高台寺公園の南側にある維新の道もライトアップされていました。
鳥居は、京都霊山護国神社のものです。
維新の道を歩いている人の姿は全くありません。
先に行っても何もなさそうな雰囲気が漂っていますから、誰も維新の道を歩かないのでしょう。
パークハイアット京都の近くにある一念坂から南に向かって歩きます。
昔ながらの建物が左右に並ぶ石畳の道は、懐かしさを感じさせます。
足元を暖色系の行灯(あんどん)が照らしているのも風情がありますね。
夜でもお店が開いています。
例年に比べると、人出が少ないですね。
二年坂を上り来た道を振り返ります。
上の写真の右側の建物には、いつも傘がかかっています。
これも、古都らしさを感じます。
夢見坂と八坂の塔
二年坂を上って西に進路を変えます。
東大路通まで続くこの道は八坂通ですが、夢見坂と呼ばれています。
緩やかな下り坂となっており、こちらも道の左右に行灯が置かれています。
人が少なめで静か。
もうちょっと暖かい時期にのんびりと歩きたいところです。
夢見坂を下っていくと、法観寺の八坂の塔が見えてきます。
東山では、いろんな場所から八坂の塔を見ることができますが、夢見坂が最も人気があります。
この日も、たくさんの人が、ここで写真撮影をしていましたよ。
ライトアップされた八坂の塔は、昼間に見るよりも美しく感じます。
産寧坂から清水坂
再び二年坂に戻って、南に歩いていきます。
途中、興正寺本廟の参道にも、たくさんの創作行灯が置かれていました。
これまでの花灯路で使われた様々な形の創作行灯を見ることができます。
花灯路は、今回で最後となりますが、これらの創作行灯をまたどこかで見られると良いですね。
興正寺本廟の近くの道は産寧坂です。
三年坂とも呼ばれています。
産寧坂から見下ろす景色も、二年坂と同じく情緒があります。
坂のわきにある明保野亭は一時休業中。
3月下旬に開花する枝垂れ桜はとても人気です。
幕末には、明保野亭事件が起こったことでも知られています。
三寧坂から清水坂を東に歩きます。
緩やかな上り坂となっている清水坂は、普段は大混雑しているのですが、この日は人が少なくスイスイ歩けました。
お店は、ほとんどが休んでいる状態。
京都府にまん延防止等重点措置が出ているため、営業しているお店は少なかったです。
静かな清水坂を歩ける機会は滅多にありません。
この後は、静寂の清水坂を登り、清水寺に向かいます。