1月19日。
京都府八幡市の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)で、厄除大祭焼納神事が催されました。
石清水八幡宮は、古来から厄除開運の社として崇敬されており、毎年1月15日から19日まで厄除大祭期間として、多くの参拝者が厄除の祈願に訪れます。
そして、最終日の1月19日の厄除大祭焼納神事では、斎場で古くなったお札、お守り、八幡御神矢が焚き上げられます。
本殿にお参り
石清水八幡宮には、京阪電車の石清水八幡宮駅からケーブルに乗車し、男山の山上に向かうのが便利です。
午前9時40分頃に石清水八幡宮の神苑に到着。
人はまだ少ないですね。
神事は午前10時から始まります。
まだ時間に余裕があるので、本殿にお参りをしておきましょう。
元日と比較すると人は少ないですが、それでも、厄除大祭期間とあって、普段よりも参拝者が多かったです。
神楽殿では、巫女さんが神楽舞を舞って、八幡御神矢を清め、参拝者に授与していました。
本殿にお参りを済ませた後、表参道の石段脇にある茶屋にやってくると、ネコが2匹いました。
茶屋は、現在は営業していませんが、ここにはネコが住んでいます。
一昨年に茶屋のご主人が亡くなり、入り口には、ネコのエサの寄付を求める竹筒が設置されています。
私も少しだけ寄付をしておきました。
焼納神事
午前10時前になったので、神苑に設けられた斎場へ。
本殿で神事が行われ、その後に斎場で八幡御神矢やお札などが焚き上げられます。
斎場の中央には、山のように八幡御神矢が積み上げられています。
午前10時30分頃、神職の方が、先端に火がついた竹竿を持って登場しました。
斎場に整列し、二拝二拍手一拝。
その後、山のような八幡御神矢の周囲に置かれた壺のふたを外していきます。
そして、奥に並べられた神饌の前に神職の方が立った後、八幡御神矢に点火されました。
煙が天に向かって伸びていきます。
そして、炎が、徐々に大きくなります。
炎が大きくなってきたところで、巫女さんが神楽を奉納します。
神楽の奉納の様子は、動画を撮ったのでご覧になってください。
どんど焼きとも呼ばれる小正月に行われる火祭りは左義長(さぎちょう)とも呼ばれ、日本全国の様々な地域で行われています。
神職の方の説明によれば、石清水八幡宮の厄除大祭焼納神事もまた左義長の一種とのこと。
燃え盛る炎に参拝者が名前を記した細長い祈祷木が次々に投げ入れられていきます。
そして、長い竹竿の先に差された厄除開運餅が、炎の前で振られ清められます。
清められた厄除開運餅は、次々と机の上に並べられていきます。
厄除大祭焼納神事では、先着1500名に厄除開運餅が授与されます。
私が石清水八幡宮に到着した時には、すでに100人以上の方が列に並んでいました。
午前11時前には長蛇の列となり、多くの参拝者の方が厄除開運餅を授かり満足したような笑みを浮かべていましたよ。
昨年は参拝者が少なく、1人で4つも5つも厄除開運餅をいただいていましたが、今年は例年と同じくらい参拝者が多かったため、1人でたくさんのお餅をいただくことはできなかったのではないでしょうか。
私は、あまりの列の長さに厄除開運餅をいただくのを断念しました。
それでも、間近で焼納神事を見て煙を浴び、心身を清めたので、きっと今年は厄が降りかかってくることはないでしょう。
この日の八幡市は冷え込みましたが、大きな炎のおかげで体が温まりましたよ。
なお、石清水八幡宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。