2021年12月10日から19日まで、嵐山一帯でライトアップイベントの嵐山花灯路が開催されています。
冬の京都の風物詩として定着した嵐山花灯路ですが、今回の開催が最後となります。
12月の閑散期に京都に観光に来てもらおうと始まった嵐山花灯路ですが、近年、年間を通して多くの観光客が京都を訪れるようになったため、その役目を終えたことが終了の理由です。
これまで何度も嵐山花灯路を見に行っていますが、今回が最後とは残念ですね。
最後の嵐山花灯路を楽しむため、初日の12月10日に嵐山に行ってきました。
地面に描かれたタンポポの綿毛が世界中に飛ぶ
嵐山花灯路の会場へは、阪急電車の嵐山駅、京福電車の嵐山駅、JRの嵯峨嵐山駅から行くことができます。
今回は、JR嵯峨嵐山駅から西に約10分歩き、嵐山花灯路の会場に向かいました。
ちなみにJR嵯峨嵐山駅近くのトロッコ嵯峨駅からは、トロッコ列車に乗ることができます。
嵐山花灯路の期間は12月15日を除き、トロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅の間で光の幻想列車が運転し、保津峡駅ではイルミネーションの装飾も行われます。
トロッコ列車の運賃は630円です。
嵯峨嵐山駅で、嵐山花灯路の案内をいただき、野宮神社(ののみやじんじゃ)方面に向かいます。
ライトアップの点灯開始は午後5時からでしたが、5分ほど早く会場に到着。
散策路を歩いている途中で、午後5時となり、竹林が青色に照らし出されました。
野宮神社も緑色に鳥居付近が照らされています。
中に入ってお参りをしましょう。
野宮神社は、縁結びのご利益で有名ですよ。
野宮神社にお参りを済ませ、散策路を北に向かって歩きます。
3分ほど歩いた先には、竹林の散策路があります。
今回の嵐山花灯路の目玉の一つが、ここ竹林の散策路にあります。
その目玉というのが、下の写真に写っているDANDELIONです。
地面には、たくさんのタンポポの映像が映し出されています。
タンポポは、ゆっくり、ゆらゆらと揺れています。
DANDELIONを制作したのは、クリエイティブカンパニーNAKED.INC.代表の松村亮太郎さんです。
DANDELIONは、世界各地に設置されています。
スマホやタブレットで、名前を入力し、DANDELIONのそばにあるQRコードを読み取る機械にスマホやタブレットの画面をかざすと、地面の映像にタンポポの綿毛が舞います。
そして、タンポポの綿毛は、世界各地のDANDELIONに飛んでいき、花を咲かせます。
東京や海外にも綿毛は飛んで行っていましたよ。
竹林の散策路は、暖色系の明かりに照らされていました。
人力車・えびすけとの記念撮影も、竹林の散策路で体験できるので、最後の嵐山花灯路の思い出に写してもらうのも良いですね。
竹林の散策路を出て、再び野宮神社方面に戻ります。
徐々に暗くなっていく空を背景に青白く光る竹林。
足元では、嵐山花灯路で毎度お馴染みの行灯が光っていました。
竹林の散策路は、これまでは混雑することがなかったのですが、今回はDANDELIONの登場で、多くの人が訪れるようになっています。
私は午後5時過ぎに竹林の散策路を訪れたので、ほとんど混んでいませんでしたが、後でもう一度竹林の散策路の前を通ると、順番待ちの列ができていました。
並ぶことなくDANDELIONを見たい方は、午後5時に竹林の散策路に行くことをおすすめします。
この後は、竹林の小径を見に行きます。