10月下旬。
京都市東山区の知恩院に参拝しました。
知恩院は、正式には、知恩教院大谷寺といい、浄土宗四ヵ本山の一つに数えられています。
境内はとても広く、東山を代表する寺院として、多くの旅行者や観光客が訪れますね。
色づき始めた境内
知恩院の最寄り駅は、地下鉄の東山駅です。
駅からは、南に7分ほど歩けば、知恩院の入り口に到着します。
京阪電車だと祇園四条駅から東に徒歩約7分です。
入口に立つ大きな三門を見上げます。
この日は、雲が少ない秋晴れの空で、三門が青い背景に美しく見えましたよ。
三門をくぐると奥に急な石段の男坂があります。
男坂を上るのはしんどいので、南側の女坂から境内に入ることに。
女坂のわきには、行灯が置かれていました。
ライトアップに使うものでしょうか。
女坂を上っていくと、1本だけ紅葉したカエデがありましたよ。
京都の紅葉の見ごろは11月下旬なのですが、このカエデはもう全体が真っ赤です。
境内には、人がまばら。
緊急事態宣言が解除されて3週間以上が経ちますが、まだ、京都の人出は少なめです。
境内の中央に建つ大きな御影堂(みえいどう)。
中には、浄土宗の開祖の法然上人の像が祀られています。
御影堂に上がることができますが、今回は外からお参りをしました。
境内の東側の経蔵付近のカエデも、上の方が色づき始めています。
まだ、緑色が目立ちますが、全体的に少しずつ秋が深まっていくのがわかります。
経蔵を北に歩くと、華頂山の中腹へと続く智慧乃道が現れます。
智慧乃道を上り、門をくぐった先に立つのは勢至堂です。
勢至堂は、知恩院で最も古い建築物で、法然上人が念仏を広めた故地です。
ここは、知恩院発祥の地なんですね。
勢至堂の上には法然上人御廟があり、その近くのお堂の前のカエデも上の方が色づき始めていました。
この様子だと、今年の京都の紅葉は早くなりそうな気がしますが、まだどうなるかはわかりません。
今後の天候次第では遅くなるかもしれませんからね。
知恩院でも、紅葉を見ることができますから11月下旬に紅葉狩りに訪れるのも良いですよ。
勢至堂から智慧乃道を下りて境内を南に歩きます。
そして、細い石段を上り大鐘楼の前にやってきました。
いつもながら、大きな釣り鐘です。
知恩院は、いろんなものが巨大ですね。
10月下旬の知恩院は、人が少なく、静かにお参りできました。
ちょっと前まで暑かった京都も、秋の深まりを感じられるようになっています。
この後は、八坂神社に参拝します。
なお、知恩院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。