10月上旬に京都市伏見区の長建寺に参拝した後、近くの宇治川派流沿いを歩きました。
宇治川派流は、十石舟が浮かんでいたり、酒蔵が建ち並んでいたりと、江戸時代のような景色が残っています。
海外からお越しの方には、とても気に入ってもらえそうなところなのですが、この辺りで海外からの旅行者の姿を見ることは少ないですね。
さて、秋の宇治川派流沿いでは、キバナコスモスを見ることができます。
辨天浜周辺を歩く
長建寺の入り口の前には、宇治川派流の辨天浜があり、石段から辨天浜に降りることができます。
辨天浜には、京阪電車の中書島駅から北に5分ほど歩けば到着します。
浜に降りる階段わきで、たくさんのキバナコスモスが咲いていました。
秋らしい景色ですね。
浜に降りた遊歩道沿いにも多くのキバナコスモスが咲いています。
足元には、ハナカタバミも。
辨天浜は、映画の撮影に使われたことが何度もあり、昭和58年(1983年)には新京都百景の一つに選ばれています。
宇治川派流の流れは速くなく、いつも落ち着いています。
見上げればピンク色のフヨウの花が咲いていました。
フヨウの向こうには、酒蔵も見えます。
伏見は、昔は伏水と書いたようにきれいな水が出る地で、今もお酒の醸造が盛んです。
周辺のお寺や神社などからは、名水が湧き出しており、それを求めて参拝する人もいますよ。
名水のスタンプラリーが行われることもありますね。
酒蔵と枝垂れ柳。
宇治川派流の流れとよく調和しています。
キバナコスモスは、辨天浜の近くで特にたくさん咲いています。
辨天浜から離れると、キバナコスモスが少なくなりますね。
辨天浜につながれた十石舟。
春は、満開の桜と一緒に見る十石舟が風流なんですよね。
さすがに秋なので、桜の木は緑色の葉ばかりです。
そろそろ紅葉し始めても良い頃ですが、まだ夏のような緑色です。
そして、気温も30度もあり、ちょっと歩くだけで汗をかく気候でした。
スイフヨウも白色の花をきれいに咲かせていましたよ。
スイフヨウは、午前中に咲き始めたときには白色ですが、夕方から赤色に変わります。
私が辨天浜を訪れたのは午前中だったので、まだ白色の花ばかりでしたが、前日に咲いた花は赤色でした。
夕暮れ時に辨天浜を歩けば、赤色のスイフヨウをたくさん見られそうですね。
伏見に観光で訪れた際は、ぜひ、辨天浜にも立ち寄ってください。
この後は、西岸寺に参拝します。