キバナコスモスとフヨウが咲く宇治川派流沿いを歩く・2021年

10月上旬に京都市伏見区の長建寺に参拝した後、近くの宇治川派流沿いを歩きました。

宇治川派流は、十石舟が浮かんでいたり、酒蔵が建ち並んでいたりと、江戸時代のような景色が残っています。

海外からお越しの方には、とても気に入ってもらえそうなところなのですが、この辺りで海外からの旅行者の姿を見ることは少ないですね。

さて、秋の宇治川派流沿いでは、キバナコスモスを見ることができます。

辨天浜周辺を歩く

長建寺の入り口の前には、宇治川派流の辨天浜があり、石段から辨天浜に降りることができます。

辨天浜には、京阪電車の中書島駅から北に5分ほど歩けば到着します。

浜に降りる階段わきで、たくさんのキバナコスモスが咲いていました。

キバナコスモス

キバナコスモス

秋らしい景色ですね。

浜に降りた遊歩道沿いにも多くのキバナコスモスが咲いています。

遊歩道沿いのキバナコスモス

遊歩道沿いのキバナコスモス

足元には、ハナカタバミも。

ハナカタバミ

ハナカタバミ

辨天浜は、映画の撮影に使われたことが何度もあり、昭和58年(1983年)には新京都百景の一つに選ばれています。

宇治川派流

宇治川派流

宇治川派流の流れは速くなく、いつも落ち着いています。

見上げればピンク色のフヨウの花が咲いていました。

フヨウ

フヨウ

フヨウの向こうには、酒蔵も見えます。

フヨウと酒蔵

フヨウと酒蔵

伏見は、昔は伏水と書いたようにきれいな水が出る地で、今もお酒の醸造が盛んです。

周辺のお寺や神社などからは、名水が湧き出しており、それを求めて参拝する人もいますよ。

名水のスタンプラリーが行われることもありますね。

酒蔵と枝垂れ柳。

枝垂れ柳と酒蔵

枝垂れ柳と酒蔵

宇治川派流の流れとよく調和しています。

キバナコスモスは、辨天浜の近くで特にたくさん咲いています。

階段とキバナコスモス

階段とキバナコスモス

辨天浜から離れると、キバナコスモスが少なくなりますね。

辨天浜につながれた十石舟。

十石舟

十石舟

春は、満開の桜と一緒に見る十石舟が風流なんですよね。

さすがに秋なので、桜の木は緑色の葉ばかりです。

そろそろ紅葉し始めても良い頃ですが、まだ夏のような緑色です。

そして、気温も30度もあり、ちょっと歩くだけで汗をかく気候でした。

スイフヨウも白色の花をきれいに咲かせていましたよ。

酔芙蓉

酔芙蓉

スイフヨウは、午前中に咲き始めたときには白色ですが、夕方から赤色に変わります。

私が辨天浜を訪れたのは午前中だったので、まだ白色の花ばかりでしたが、前日に咲いた花は赤色でした。

夕暮れ時に辨天浜を歩けば、赤色のスイフヨウをたくさん見られそうですね。

伏見に観光で訪れた際は、ぜひ、辨天浜にも立ち寄ってください。

この後は、西岸寺に参拝します。

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