4月上旬に北野天満宮に桜を見に行った後、近くの平野神社にも参拝しました。
平野神社は、桜の名所として知られており、毎年、3月中旬から4月末にかけて、様々な種類の桜を楽しむことができます。
人気なのは、3月下旬に見ごろになる枝垂れ桜の魁(さきがけ)とその少し後に開花するソメイヨシノです。
ソメイヨシノが見ごろになると、境内は花見客でごった返しますが、ソメイヨシノが見ごろを終えると一気に人が減ります。
そして、その頃から境内では、遅咲きの桜が見ごろに入ってきます。
今回は、遅咲きの桜を見るために平野神社を訪れました。
鬱金が満開
平野神社の最寄り駅は、京福電車の北野白梅町駅です。
駅からは、北に5分ほど歩くと、平野神社に到着します。
今回は、北野天満宮から平野神社に向かったので、北東角にある鳥居から境内に入りました。
鳥居近くの枝垂れ桜は、ほとんど散っていました。
それでも、上の方の枝には、まだ比較的多くの花が咲いていましたよ。
鳥居をくぐって参道に入ると、鬱金(ウコン)が黄緑色の花をたくさん咲かせていました。
桜と言えば、白色やピンク色の花を咲かせるものが多いですが、ウコンのように緑系統の色の花を咲かせる桜もあります。
ウコンは、日にちが経つにつれて、花が徐々に薄紅色に変化しますよ。
神門の前の魁は、すでに葉だけの状態となっていました。
それでも、黄緑色の若葉がきれいですね。
本殿周囲の桜
神門をくぐります。
正面には、工事中の拝殿が見えます。
以前の拝殿は、2018年9月の台風で倒壊しました。
平野神社には、桜苑があり、春は入場料が500円必要です。
かつては、100円以上の志納だったのですが、拝殿の修理のために今は500円になっています。
拝殿の後ろには本殿が建ち、その北側では、大内山(オオウチヤマ)がきれいに咲いていましたよ。
ただ、大内山は、下の方が散り始めていました。
それでは、本殿にお参りをしましょう。
本殿の南側にも桜が植えられています。
こちらは、白雲(シラクモ)です。
白雲は、大内山よりもさらに散っていました。
満開の姿は、その名のとおり、空に浮かぶ白雲のようにボリュームがあります。
こちらは、緑色の花を咲かせる御衣黄(ギョイコウ)です。
見ごろ時期は、4月中旬から下旬なのですが、今年は開花が早まっており、4月上旬ですでに見ごろとなっていました。
ギョイコウも、ウコンと同じように時間が経つと薄紅色に代わりますよ。
ギョイコウの近くでは、平野神社を代表する平野妹背(ヒラノイモセ)も満開でした。
例年4月下旬に見ごろを迎える突羽根(ツクバネ)もすでに開花しています。
神門から外に出ます。
桜苑の入り口近くでは、松月(ショウゲツ)も見ごろを迎えていました。
その他にも、平野神社では、白妙(シロタエ)、楊貴妃(ヨウキヒ)、朱雀(スザク)なども咲いていました。
でも、桜苑の中は、ほとんどの桜が散っているようでした。
ちなみに桜苑にも、緑色の花を咲かせる須磨浦普賢象(スマウラフゲンゾウ)がありますよ。
そろそろ平野神社から出ましょう。
平野神社の桜は、4月20日頃までは楽しめそうです。
この後は、千本釈迦堂に桜を見に行きます。
なお、平野神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。