3月下旬。
京都市東山区の祇園白川を訪れました。
京都は、例年より12日早い3月16日にソメイヨシノが開花しました。
祇園白川では、ソメイヨシノよりも少し早く開花する枝垂れ桜が何本か植えられています。
例年だと、3月末頃に見ごろを迎えるのですが、今年はソメイヨシノの開花が早かったことから、そろそろ見ごろになっていそうです。
赤色と白色の枝垂れ桜
祇園白川には、京阪電車の祇園四条駅から川端通を北に2分ほど歩くと到着します。
祇園白川の西側の入り口付近では、ソメイヨシノが3分咲きから5分咲きまで咲き進んでいました。
毎年、桜が咲くと観光客や旅行者で賑わう祇園白川ですが、今年は、かなり人が少なくなっています。
桜の開花が早すぎたこと、新型コロナウイルスの影響で、人出が減っているものと思われます。
石畳の道を東に向かって歩きます。
桜は、全体的に見ごろ前の状況。
枝垂れ柳の黄緑色の葉が美しいですね。
この枝垂れ柳も、春に祇園白川を訪れた際には見ておきたいですね。
昔ながらの町並みに調和して、風情を感じます。
一重の紅枝垂れ桜が、見ごろを迎えていました。
枝が短いためか、やや華やかさがないですが、紅色がきれいでしたよ。
白川沿いには、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、枝垂れ桜が植えられていますが、その中に背が低い枝垂れ桜を見つけました。
まだ植えたばかりなのでしょうね。
背が低い枝垂れ桜に近寄ると、赤色と白色の花を咲かせていました。
珍しい枝垂れ桜です。
時間が経過すると、徐々に赤色になっていくのでしょうか。
中京区の六角堂に植えられている御幸桜が、花が白色から赤色に変化しますが、この枝垂れ桜も同種のような気がします。
実際のところは、どうなのでしょうか。
白川の流れと一緒に見る桜。
毎年春になると、見たくなる風景であります。
祇園をこよなく愛した吉井勇の歌が刻まれたかにかくに碑と枝垂れ桜。
以前よりも、枝垂れ桜の枝が短くなっているように見えますが、切ってしまったのでしょうか。
かにかくに碑の近くには、八重紅枝垂れ桜も植えられていますが、こちらは、咲き始めたばかりでした。
八重紅枝垂れ桜は、毎年ソメイヨシノが終わりに近づく頃から見ごろに入ります。
例年だと4月10日以降が見ごろなのですが、今年の京都では、3月末に八重紅枝垂れ桜が見ごろを迎えそうですね。
巽橋(たつみばし)から白川を眺めます。
白川のほとりの椿が、ピンク色や赤色の花を咲かせていました。
その奥では、桜もきれいに咲いていましたよ。
祇園白川の桜は、3月25日頃に見ごろを迎えそうです。
この後は、知恩院に桜を見に行きます。