3月上旬。
京都市下京区の梅小路公園を訪れました。
梅小路公園は、その名のとおり、園内に多くの梅が植えられています。
毎年、早咲きの品種は1月に開花し、遅咲きの品種は3月中旬まで花を咲かせます。
時期的にはそろそろ遅咲きの梅が見ごろを迎えている頃です。
遅咲きの梅が見ごろを保つ
梅小路公園は、JRの梅小路京都西駅を出てすくの場所にあります。
駅からだと、西側から公園に入ることになります。
梅林は、公園内の南から南東にかけて設けられているので、少し歩かなければなりません。
今回は、京都駅方面から歩いてきたので、北東から梅小路公園に入りました。
遊歩道を歩いて南東にある梅林に向かいます。
途中には、白梅が植えられており見ごろとなっていました。
南東にある梅林に到着。
ほとんどの梅が花を散らし、見ごろを終えていました。
今年の京都は、梅の開花が早かったので、見ごろを終えるのも早くなっています。
2月中に訪れた方が良かったですね。
それでも、遅咲きの梅は、見ごろを保っていましたよ。
こちらの梅は、新平家という品種です。
梅林にあった説明書を一部いただき、新平家の解説を読んでみることに。
新平家は遅咲きの品種で、白地に桃色の絞り模様が入るとのこと。
全体的に花びらが多いですね。
こちらは豊後。
豊後も遅咲きの品種で、アンズとの雑種だそうです。
アンズの性質が出て枝が太く、果実用に栽培されるのだとか。
見驚(けんきょう)も遅咲きです。
花が大きく、それを見て驚くというのが名の由来です。
香りも良いですよ。
白色の花を咲かせているのは、白加賀です。
白加賀も遅咲きの品種で、果実用の品種です。
花粉が少ないそうです。
春日野は、八重の白色の花を咲かせますが、中には紅花も混ざっていますよ。
南東の梅林から中央やや南の梅林にやって来ました。
背の高い紅梅は、紅千鳥という遅咲きの品種です。
内側に小さな花弁があり、花びらの中を千鳥が飛んでいるように見えることが名の由来だそうです。
梅小路公園では、菜の花も咲いていましたよ。
黄色い菜の花がたくさん咲いている風景を見ると、春の到来を感じますね。
私が梅小路公園を訪れた時は、曇っていましたが、晴れていれば菜の花がよりきれいに見えたことでしょう。
梅小路公園の梅は、ほとんどが見ごろを終え、遅咲きの品種だけが咲いている状況でした。
3月14日までは、咲いていると思いますが、花の数は少なくなっていそうです。
梅が終われば、梅小路公園では、桜が咲き始めます。
3月20日頃に訪れれば、早咲きの陽光桜や枝垂れ桜が咲いているのではないでしょうか。