10月下旬に京都市東山区の知恩院に参拝した後、南西に3分ほど歩き八坂神社を訪れました。
八坂神社は、先日、本殿が国宝に指定されることがニュースで報じられていますね。
これまでも、八坂神社は、多くの旅行者や観光客の方が訪れていましたが、今後はさらに人が増えそうです。
秋が深まりつつある境内
八坂神社は、京阪電車の祇園四条駅から四条通を東に5分ほど歩くと到着します。
今回は、四条通に面した西楼門とは反対側の北東の鳥居から境内に入ることに。
この鳥居は、八坂神社と円山公園の境界を示すように建っています。
鳥居をくぐり左に曲がって少し進むと、美御前社(うつくしごぜんしゃ)が建っています。
美人祈願の社ということで女性に人気がありますが、この日は鳥居の前に人がいませんでした。
以前は、社殿の前に美容関係のお店ののぼりが多く立っていたのですが、今はすっきりとしています。
ちょっと前に改修されたこともあり、社殿がピカピカです。
美御前社からさらにまっすぐ進み、境内の南東角にやってきました。
こちらには、大神宮社が建っています。
近くのカエデは、上の方が紅葉し始めていますね。
八坂神社の境内も、少しずつ秋が深まっています。
そして、こちらが国宝に指定されることが決まった本殿です。
頭上の青空と本殿の檜皮葺の屋根が美しいですね。
現在、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために本殿の鈴は鳴らせなくなっています。
でも、本殿の前には、手をかざすと鈴の音が鳴るスピーカーが設置されていますよ。
祭神の素戔嗚尊(すさのおみこと)は厄除にご利益がありますから、早くコロナ騒ぎが収まるように祈願しましょう。
本殿の正面に建つ舞殿には、八坂神社の本殿1棟が国宝に指定されること、摂社、末社、社殿他建造物26棟が重要文化財に指定されることを祝した案内が出ていましたよ。
本殿の西側には、まだ茅の輪が設置されています。
新型コロナウイルスが流行し始めてから、随分長いこと茅の輪が境内に設置され続けています。
茅の輪の前には、くぐるための列ができていましたよ。
それにしても、秋晴れの空は、なんとも爽やかであります。
境内は、少し前と比較すると参拝者の数が増えており、徐々に賑やかな八坂神社に戻りつつあります。
大国主社の前には、ミニウサギの大群。
祭神の大国主命(おおくにぬしのみこと)は、因幡の白兎を助けた伝説がありますね。
上のミニウサギの大群は、願掛けうさぎです。
大国主命は、縁結びのご利益が有名ですから、願掛けうさぎに縁結びを祈願すると良さそうです。
参道のカエデも、上の方が赤くなり始めていました。
参道のお店は、以前のように多くは出ていません。
この日のお店は1つだけでした。
そのお店の後ろでは、ネコが居眠りをしていましたよ。
10月下旬の八坂神社は、頭上にすがすがしい秋空が広がり、気持ち良くお参りできました。
八坂神社の紅葉は、毎年11月末頃に見ごろになりますから、その時期に訪れると良いでしょう。
なお、八坂神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。