10月12日。
京都市上京区の護王神社にフジバカマを見に行った後、南に少し歩き菅原院天満宮神社を訪れました。
菅原院天満宮神社も、藤袴祭の会場になっていたので、参拝することにしました。
深まりつつある秋
菅原院天満宮神社の最寄り駅は、地下鉄の丸太町駅です。
駅からは、烏丸通を北に3分ほど歩けば、菅原院天満宮神社の入り口に到着します。
入り口の神門には、子年の絵馬がかかっています。
その神門の左右にフジバカマが植わったプランターが1つずつ置かれていました。
菅原院天満宮神社のフジバカマは、これだけのようです。
ちょっと寂しいですね。
境内がそれほど広くないので、あまり多くはフジバカマを並べられないのでしょうか。
神門をくぐって境内へ。
神門のそばに手水舎があるので、ここで口と手を清めましょう。
手水舎から石段を上ると、北側に本殿、西側に梅丸大神の社が建っています。
菅原院天満宮神社は、祭神の菅原道真生誕地とされています。
菅原道真は学問の神さまとして崇敬されていますから、頭が良くなるようにお参りをしておきましょう。
梅丸大神は、できものが治る神さまとして崇敬されており、はれものや皮膚病などにご利益があると伝えられています。
がん封じのご利益もあるそうですよ。
社に置かれた石を撫でてお参りをしておきましょう。
梅丸大神の社殿の近くにあるのは、天満宮御遺愛燈籠です。
由緒はわかりません。
境内の隅に小さな牛がいました。
天満宮と名がつく神社には必ず牛がいますが、これは、祭神の菅原道真と関係があります。
菅原院天満宮神社にあった説明書によると、菅原道真が丑年であることや道真の遺言で自分の遺体を乗せた牛車が進むままに埋葬地を決めさせたことが、菅原道真と牛の由来とのこと。
また、道真が左遷させられた時に藤原時平が原宿禰たちに命じて暗殺させようとしたところ、牛が松原から飛び出し原宿禰の腹を突き刺して道真を守ったという伝説もあります。
境内の北東角には、菅原道真が誕生した時に使ったとされる初湯の井戸があります。
参拝者は、社務所近くの蛇口で、この井戸水を汲むことができますよ。
井戸の近くのカエデを見上げると、上の方の葉が赤く色づき始めていました。
京都は、10月に入ってから気温が急に下がり始めたためか、紅葉し始めたカエデが目に付くようになってきました。
とは言え、まだまだ緑色が目立つ状況で、本格的な紅葉シーズンに入るのは先ですね。
今年の藤袴祭は、行願寺と下御霊神社で多くのフジバカマを見ることができました。
でも、その他の会場では、あまりフジバカマが並んでおらず、ちょっと残念でしたね。
来年は、多くのフジバカマを見られることを期待しましょう。
なお、菅原院天満宮神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。