9月初旬に京都市上京区の上御霊神社に参拝した後、西に5分ほど歩いて妙顕寺(みょうけんじ)を訪れました。
妙顕寺は、春の桜や秋の紅葉がきれいなお寺ですが、旅行や観光で訪れる人は少なめです。
特に観光シーズン以外だと、境内にはほとんど人がいませんね。
わずかに咲くフヨウとサルスベリ
妙顕寺の最寄り駅は、地下鉄の鞍馬口駅です。
駅からは、西に5分ほど歩くと妙顕寺に到着します。
通常は、南側の表門から妙顕寺の境内に入るのですが、今回は、北側から境内に入りました。
庫裡(くり)の近くには工事用の車が止まっており、大玄関の修理が行われていました。

庫裡付近
庫裡付近は、八重紅枝垂れ桜が多く植えられていますが、今は、緑の葉で覆われています。
やがて、秋が深まれば、緑色から黄色やオレンジに変わることでしょう。
庫裡から南に歩き、本堂の前にやってきました。

本堂
妙顕寺は、日蓮宗のお寺で、洛中法華二十一ヵ寺本山のひとつに数えられます。
本堂はとても大きく迫力がありますね。
それでは、お参りをしましょう。
本堂の南東には、三菩薩堂が建っています。

三菩薩堂
中には、日蓮聖人、日朗上人、日像上人の像が祀られています。
その三菩薩堂の前では、フヨウがピンク色の花を咲かせていました。

フヨウ
でも、多くの花はしおれており、上の方の花だけが元気な姿をしていました。
9月に入り、暑さが和らいだとはいえ、8月の猛暑が堪えたのかもしれません。
三菩薩堂の北側に建つのは、尊神堂です。

尊神堂
中には、安産子易祈願の信仰がある鬼子母神が祀られています。
そのため、尊神堂は鬼子母神堂とも呼ばれていますよ。
頭上には、爽やかな秋空が広がります。
尊神堂の北には池があり、そのほとりに植えられているサルスベリも花を咲かせていました。

サルスベリ
花数は少なくなっていましたが、赤色の花がきれいでしたよ。
池の中では、コイが泳いでいました。

鯉
池の中を優雅に泳ぐコイが涼しげであります。
小さなコイもたくさん泳いでいましたよ。
境内の西側、鐘楼付近には、穏やかな顔をした仏像が立っています。

仏像
猛暑を乗り切ったばかりだったためか、お顔を見ていると、肩から力が抜けるように心が和んでいきます。
ハスは、もう花が咲いていませんが、まだ夏の名残を感じます。

ハス
本堂にお参りを済ませたので、そろそろ妙顕寺から出ましょう。
北の空は、晴れていましたが、南の空はどんよりとした雲に覆われ始めていました。

参道
この後は、本法寺に参拝します。
なお、妙顕寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。