8月上旬に京都市上京区の相国寺のハスを見た後、東に5分ほど歩き、本満寺に参拝しました。
本満寺と言えば、立派な枝垂れ桜が植えられていることで有名で、3月下旬から4月初旬に多くの旅行者や観光客の方が訪れます。
それ以外の時期だと人はとても少なく、境内は静かですね。
緑の枝垂れ桜
本満寺には、地下鉄の今出川駅で下車して東に10分ほど歩くと到着します。
京阪電車だと、北西に徒歩約10分ですね。
寺町通に面する参道の入り口にやってきました。
やはり、夏は訪れる人が少ないようで、人の気配を感じません。
参道を進むと左側に妙見宮があります。
妙見宮の近くにも、ヤマザクラが植えられていて、春には美しい姿を見せてくれますね。
妙見宮近くの山門をくぐります。
すると、大きな枝垂れ桜には、緑色の葉がたくさんついていました。
いつ見ても、樹形が美しいですね。
春の薄紅色の姿もきれいですが、夏の深い緑色も見事です。
参道を東に歩きます。
参道わきの木々も緑がいっぱい。
夏真っ盛りですね。
足元には、真っ白なタマスダレが咲いていましたよ。
それでは、本堂にお参りをしましょう。
本満寺は、日蓮宗の本山で、応永17年(1410年)に関白近衛道嗣の長男の日秀が今出川新町の道嗣邸内に造営したのが始まりです。
当初の寺名は、広宣流布山本願満足寺(こうせんるふざんほんがんまんぞくじ)といいました。
現在地に移転してきたのは、天文8年(1539年)のことです。
江戸時代には、日鳳(にっぽう)が徳川吉宗の病気平癒を祈願したことから、以後、徳川家の祈願所となりました。
境内では、ヤブランも咲いていましたよ。
ヤブランは、夏から秋にかけて咲きますが、紫色の花が夏の暑さを感じさせます。
少しでも暑さを紛らわすために手水屋の水で手を清めようと思ったところ、隣に淨行菩薩が祀られていました。
この暑さの中でも、お顔が涼しげであります。
夏でも、これくらい涼しそうに過ごせるとよいのですが、さすがに最高気温が39度くらいまで上がる京都では、顔中汗だらけになりますね。
鐘楼の釣り鐘は、触ると熱いのでしょうか。
屋根の下に吊るされているので、日差しは当たりそうにありませんが、日中に境内の真ん中に置くと、ヤケドするくらい熱くなりそうですね。
本堂にお参りを済ませたので、そろそろ本満寺から出ることに。
境内には、木や草の手入れをしているお寺の方しかおらず静かでしたよ。
この後は、河合神社に参拝します。
なお、本満寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。