7月下旬に京都市東山区の知恩院に参拝しました。
知恩院には、境内の東の池で7月になるとハスが花を咲かせます。
大きな寺院なので、普段から旅行者や観光客の方が多く参拝するのですが、7月のハスはそれほど有名ではないため、見に来る人は少な目です。
夏らしくなってきた境内
知恩院には、地下鉄東山駅から南に5分ほど歩くと到着します。
京阪電車だと祇園四条駅から、東に徒歩約7分ですね。
今回は、境内の北西角に建つ黒門から知恩院に入ることに。
黒門の奥には城郭を思わせるような石垣があります。
石段は、左に曲がったり右に曲がったりしながら上って行かなければなりません。
徳川家とゆかりのある寺院ですから、このように防衛上の工夫がなされたのでしょうね。
工事中の北門をくぐると、サルスベリが咲いていました。
まだ梅雨が明けない京都ですが、この日の知恩院では夏らしい風景を目にすることができました。
石畳をまっすぐ南に歩きます。
左には御影堂(みえいどう)、右には阿弥陀堂。
御影堂では、何やら法要が行われていたので、今回は阿弥陀堂にお参りをしました。
ハスが咲く池
御影堂の前を東に進むと、奥に納骨堂が建っています。
その納骨堂の前の池では、ハスが緑色の葉を広げていました。
全体的に花は少な目ですね。
あと1週間ほど早く参拝した方が良かったでしょうか。
私が知恩院を訪れたのは午後だったため、咲いているハスの花も、そろそろ花弁を閉じようとしていました。
石橋の近くのハスは、右半分の花弁を散らしています。
この日のうちに全ての花弁を散らしたかもしれませんね。
池全体で咲いているハスは少なかったものの、まだつぼみが残っていたので、もうしばらくは花を見ることができそうです。
それでも、8月の初めにはハスの見ごろは終わっているかもしれません。
境内の南側に建つ寶佛殿の前にも、ハスが入った鉢が置かれていました。
ハスのつぼみ越しに見る御影堂。
御影堂は、とても大きな建物で、写真に全体を収めるのが難しいのですが、寶佛殿の前からだと、なんとか屋根の端まで写すことができますよ。
御影堂の中での法要はまだ続いているようです。
戸が開かれ、内部から金色の光が外に出ていました。
境内の南東に向かいます。
そして、除夜の鐘で有名な大鐘楼の梵鐘を眺めます。
いつ見ても迫力ある梵鐘です。
一体どうやって、こんなに重たそうな梵鐘を鐘楼に吊るしたんでしょうかね。
現代なら重機を使えば吊るせるでしょうが、江戸時代以前はどうしていたのでしょうか。
大鐘楼の近くから円山公園に出ることができますが、やはり、知恩院に来たからには三門も見上げたいので、境内の西から男坂を下りて外に出ました。
白色の雲の下、雄大に建つ三門。
雲の間からは青空が見え、夏らしさを感じられる景色でしたよ。
この後は、八坂神社に祇園祭の神輿を見に行きます。
なお、知恩院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。