7月中旬。
京都市伏見区の伏見稲荷大社に参拝しました。
京都はまだ梅雨が明けていませんが、徐々に気温が上がり、夏がやってくる気配を感じます。
伏見稲荷大社は、近年、多くの外国人旅行者が訪れる人気の観光名所となっています。
でも、7月は、人が少な目なので、割と落ち着いてお参りできます。
参拝者の姿が激減した境内
伏見稲荷大社の最寄り駅は、JRの稲荷駅です。
駅を出ると、目の前に第一鳥居が建っているので、道に迷うことはありません。
京阪電車だと、伏見稲荷駅から東に徒歩約5分です。
第一鳥居をくぐって参道に入ります。
いつもなら、たくさんの旅行者が歩いている参道ですが、今は閑散としています。
時期的なものもありますが、やはり、新型コロナウイルスの影響で外国人旅行者が日本を訪れなくなっている影響が非常に大きいですね。
それでも、境内には、海外からお越しの方をチラホラと見かけましたから、全く入国していないわけではないようです。
参道の北側には、社が3つ建っています。
左側の石造りの鳥居がある社は、霊魂社(れいこんしゃ)で、瑞穂講社並びに講務本庁の特別崇敬者等、伏見稲荷大社に係り深い物故者の御霊が合祀されています。
真ん中の社は藤尾社で、日本書紀を編纂した舎人親王(とねりしんのう)を祀っています。
そして、右側は熊野社で、伊邪郡美大神(いざなみのおおかみ)を祀っており、平安末期に流行した熊野御幸では、上皇らが稲荷奉幣を行った際に立ち寄り拝礼したと伝えられています。
第二鳥居の前も人が少ないですね。
楼門をくぐる人の姿もまばらです。
そして本殿前も同じく、人が少な目です。
それでは、本殿にお参りをしましょう。
商売繁盛が有名な神社ですから、景気が良くなるようにお願いしておきます。
なお、新型コロナウイルスの感染防止のため、今は鈴を鳴らすことはできません。
無人の千本鳥居
本殿にお参りをした後は、その裏の石段を上り、千本鳥居に向かいます。
その途中には、多くの社が建っています。
こちらは、供物所(くもつしょ)です。
ここは、稲荷山に坐す神々への供物をするところです。
正面の格子戸の下に開口部があり、供物を外部より差し入れられるようになっていますよ。
千本鳥居の入り口にやって来ると、大きな鳥居が現れました。
この鳥居は、令和2年(2020年)3月に建立されたものです。
奉納したのは花王株式会社で、創立130周年を記念して建てられました。
大きな鳥居の奥も整備されていました。
こちらは、エレベーターの入り口となっています。
何かすっきりしているなと思ったら、下の写真に写っている2頭のキツネがいなくなっていました。
賽銭を輪に通す参拝者の姿をよく見かけたものですが、いったいどこにいったのでしょうか。
境内のどこかにいるのでしょうか。
キツネの行方が気になるところですが、千本鳥居をくぐります。
いつもなら、多くの観光客や旅行者がくぐっている千本鳥居ですが、今はほとんどい人がいません。
無人の写真を撮影するのが難しかったのですが、難なく撮れましたよ。
千本鳥居の先の奥社奉拝所には、意外と多くの人がいました。
それでも、以前に比べると、かなり人が少ないですね。
これより先は、お山めぐりとなりますが、先に進まず引き返しました。
鳴鳥菴の近くは、緑が美しかったです。
鳴鳥菴は、営業はしていませんでしたが、イスに座って休憩はできましたよ。
梅雨の伏見稲荷大社は人が少なく、この状況はまだ続きそうです。
静かな伏見稲荷大社に参拝するなら、今のうちですね。
なお、伏見稲荷大社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。