今年の京都の梅は、暖冬の影響からか開花が非常に早く、1月に見ごろを迎えているところもありました。
そして、開花が早かった分、終わるのも早く、そろそろ京都各地の多くの梅の名所では見ごろを終えています。
おそらく、今年は、もう梅を見に行くことがないでしょうから、今回の記事では、今年訪れた梅の名所を振り返ります。
2月16日
今年最初の観梅は、2月16日でした。
この日は、京都市伏見区の京都競馬場まで梅を見に行きました。
あいにくの雨でしたが、パドックの右側の芝生では、紅梅が満開となっており、美しい姿を見せてくれました。
パドックの左側の梅は、まだ咲き始めて間もなかったのですが、例年よりも開花が早かったですね。
京都競馬場の梅は、毎年3月上旬まではきれいに花を咲かせているのですが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、2月末から入場できなくなりました。
3月初旬に多くの梅が見ごろを迎えていたでしょうが、誰も見られなかったのが残念です。
2月25日
2月25日は、東山を中心に梅を見て歩きました。
法住寺
法住寺では、赤色の枝垂れ梅が見ごろを迎えていました。
例年だと3月に入ってから見ごろとなるんですけどね。
他に源平咲きの梅も良い具合に花を咲かせており、見ごろが近づいていました。
早くに咲いた白梅は終わっていましたが、全体的には良い時期に梅を見ることができましたよ。
智積院
智積院(ちしゃくいん)では、金堂の裏で多くの梅が見ごろを迎えていました。
梅の木には、メジロもやってきていましたね。
智積院も他と同じく梅の開花が早かったようで、早咲きの品種はすでに終わりを迎えていました。
遅咲きの品種は、まだつぼみが多く残っていたので、もしかすると3月中旬まで楽しめるかもしれません。
新日吉神宮
新日吉神宮(いまひえじんぐう)では、飛梅天満宮の前でいくつかの梅の木が見ごろになっていました。
どの梅も、まだ背が低く華やかさに欠けるところはありますが、白色の枝垂れ梅は割と多くの花を咲かせていましたね。
新日吉神宮に梅が植えられていることは、あまり知られていないので、私以外、境内には誰もいませんでしたよ。
妙法院
妙法院でも、白色の枝垂れ梅がきれいに咲いていました。
この日は曇っていたので、白色の花が雲の白色と重なり見にくかったのが残念です。
妙法院も、他と同じように早くに咲き始めた梅はほとんどの花が散っていました。
安井金比羅宮
安井金比羅宮では、天満宮の両脇に植えられている紅白の梅のうち、紅梅だけが花を咲かせていました。
白梅はすでに花を散らし、寂しい姿でしたね。
こちらも、まだ梅の背が低いので、これからの生長に期待です。
錦天満宮
この日は、京都市中京区の錦天満宮にも梅を見に行きました。
錦天満宮も、梅の花はあまり残っていませんでした。
もしかしたら、今年は花数が少なかったのかもしれません。
3月7日
3月7日は、京都府八幡市の和気神社(わけじんじゃ)に梅を見に行きました。
和気神社の梅は遅めに開花するのですが、今年は、やはり暖冬の影響か、咲き始めるのが早かったようで、この日は見ごろを終えようとしていました。
幹の近くで、多くの花を咲かせている枝もありましたが、他の枝にはほとんど花が咲いていませんでした。
以上が、2020年に見に行った京都の梅の名所です。
今年は、梅の開花が早かったのですが、行動し始めるのが遅れたため、例年よりもあまり梅を見ることができませんでしたね。
また、新型コロナウイルスの様子を見て、散策を控えたのも影響しています。
来年は、今年よりも多くの梅の名所を訪れたいですね。