新日吉神宮の飛梅天満宮前で見ごろを迎えた背が低い梅・2020年

2月下旬に京都市東山区の智積院に梅を見に行った後、そこから東に5分ほど歩き新日吉神宮(いまひえじんぐう)に参拝しました。

新日吉神宮の境内には、飛梅天満宮があり、その前に数本の梅が植えられています。

まだ梅はどれも背が低いのですが、これからの生長がとても楽しみです。

本殿に参拝

新日吉神宮は、京阪電車の七条駅から北東に約12分ほど歩いた辺りに建っています。

市バスだと「東山七条」から東に徒歩約5分です。

東大路通から女坂を上り、新日吉神宮の鳥居前にやってきました。

鳥居

鳥居

鳥居の近くには、ソシンロウバイが黄色い花をたくさん咲かせていました。

ソシンロウバイ

ソシンロウバイ

そろそろロウバイも終わる頃ですが、新日吉神宮のソシンロウバイはまだ見ごろを保っています。

新日吉神宮の境内に入るには、鳥居をくぐるのではなく、その右側に建つ朱色の楼門をくぐります。

楼門

楼門

境内は無人。

境内

境内

日頃から参拝する人が少な目なので、冬に人がいなくても驚くことではないのですが。

拝殿の奥にある石段を上ると本殿が建っています。

本殿

本殿

本殿の前には大黒さまがいらっしゃいますよ。

大黒さま

大黒さま

上の写真に写っているのは、本殿の右前の大黒さまです。

左前にも大黒さまと真猿(まさる)がいらっしゃいますよ。

以前は、大黒さまはいらっしゃらなかったのですが、徐々に数が増えつつあります。

上の写真の右側は、よく見ると、ゑびす様ですね。

新日吉神宮は、永暦元年(1160年)に後白河法皇が法住寺殿の鎮守として近江の日吉山王社より祭神を勧請(かんじょう)したのが始まりです。

本殿に祀られているのは、後白河法皇と日吉山王七神です。

酒造、医薬、縁結びの神として信仰されていますよ。

それでは、本殿にお参りをしましょう。

飛梅天満宮と梅

さて、本殿の北に建つ飛梅天満宮前の梅ですが、どうやら見ごろになっているようです。

飛梅天満宮

飛梅天満宮

飛梅天満宮には、学問の神さまの菅原道真と道真遺愛の飛梅の霊が祀られています。

道真は、大宰府に左遷させられるとき、以下の歌を詠みました。

東風(こち)吹かば 匂いをこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな

すると、道真の旧宅に植えられていた梅が一夜のうちに配所に飛んでいき、花を咲かせたと伝えられています。

飛梅天満宮の社殿の前では、プランターに植えられた白色の枝垂れ梅が見ごろを迎えていました。

白色の枝垂れ梅

白色の枝垂れ梅

鳥居近くのピンク色の枝垂れ梅も満開のようです。

ピンク色の枝垂れ梅

ピンク色の枝垂れ梅

背が低いので、華やかさがありませんが、現状ではこの状態が見ごろなのでしょう。

赤色の枝垂れ梅も、枝に多くの花を咲かせているのですが、こちらも背が低いためか華やかさがありません。

赤色の枝垂れ梅

赤色の枝垂れ梅

咲いている花も小さ目です。

飛梅天満宮の前の地面にも梅が植えられていましたが、あまり花が咲いていませんでした。

どの梅の木も、まだ背が低いですが、やがては大きく育つはずです。

人の背よりも高くなれば、華やかさが出てくるのではないでしょうか。

本殿の裏に回ります。

こちらには、江戸時代以前から現存していたとされる巨大なスダジイが植わっています。

スダジイ

スダジイ

周幹は4メートルもあり、近づいて見上げると、とても迫力があります。

飛梅天満宮前の梅の木も、このようにたくましく育ってほしいですね。

新日吉神宮を出た後は、近くの妙法院に梅を見に行きました。

なお、新日吉神宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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