2月下旬に京都市東山区の妙法院に参拝しました。
妙法院は、天台宗の三門跡寺院に数えられる格式の高いお寺なのですが、誰でもお参りできます。
でも、普段は建物の中に入ることはできませんけどね。
これまで、妙法院には何度も参拝していますが、2月に訪れたことはなかったような気がするので、お参りして行くことにしました。
見ごろの枝垂れ梅
妙法院の最寄り駅は、京阪電車の七条駅です。
駅からは、北東に徒歩約7分です。
市バスだと「東山七条」で下車してすぐですね。
東大路通に面する山門から境内に入ります。
境内に入って、すぐに目にするのは、国宝に指定されている庫裏(くり)です。
左に目をやると、冬らしくハボタンが植えられていました。
そして、右に目をやると、真っ白な花をたくさん咲かせた枝垂れ梅。
妙法院にも梅があったんですね。
足元を見ると、コケの上に花弁がたくさん散っていました。
白色の枝垂れ梅の隣には、赤色の枝垂れ梅も咲いていました。
ただ、赤色の枝垂れ梅は、花数が少なかったです。
つぼみが見当たらないので、そろそろ見ごろを終えようとしているようです。
先ほどの白色の枝垂れ梅は、まだまだたくさんの花を咲かせていたので、しばらくは見ごろを保っていそうです。
枝垂れ梅の奥に建っているのは休憩所で、誰でも中に入って休むことができますよ。
京都のガイドブックがたくさんあるので、休みながら観光の計画を立てることができますね。
境内の南側に向かいます。
宸殿(しんでん)の周囲には、足場が組まれていました。
これから工事が始まるのでしょうか。
宸殿の南に建つのは本堂です。
中には、普賢菩薩が祀られています。
それでは、お参りをしましょう。
本堂の近くにある手水鉢には、ユリや菊の花が飾られていました。
最近は、お寺や神社にお参りに行くと、このような花の手水鉢を見かけるようになりましたね。
冬場は、どこも殺風景ですが、このような花の手水鉢があるだけで華やかに感じます。
宸殿の前に植えられている白梅は、少ししか花が咲いていませんでした。
枝を見ると、すでに花を散らしているのがわかります。
どうやら、この白梅は見ごろを終えたようです。
近くには、紅梅もありましたが、こちらも、あまり花が咲いていませんでした。
まだ2月下旬なのに梅が散るのが早いです。
これも暖冬の影響なのでしょうね。
私が妙法院にいる間、参拝者は他に誰もいませんでした。
日頃から訪れる人が少ない寺院ですが、冬はさらに人が少なくなっています。
白色の枝垂れ梅は、3月初旬までは見ごろを保っていそうです。
なお、妙法院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。