元日。
京都市東山区の安井金比羅宮に初詣に行ってきました。
安井金比羅宮は、縁切りと縁結びのご利益で有名な神社です。
年の初めにお参りをしておけば、昨年までの悪い縁を切って、今年1年間良縁に恵まれそうですね。
人気の縁切り縁結び碑
安井金比羅宮の最寄り駅は、京阪電車の祇園四条駅です。
駅からは、南東に10分ほど歩けば北側の鳥居の前に到着します。
市バスだと「東山安井」で下車すれば、東側の鳥居がすぐです。
今回は、南側の鳥居から境内に入ることに。
境内に入ってすぐの場所には、絵馬の道と刻まれた石碑が置かれています。
安井金比羅宮には、日本初の絵馬ギャラリーがあり、参道では著名人の方が奉納した絵馬を見ることができますよ。
おみくじがいっぱい。
元日ということもあり、安井金比羅宮はいつもよりも人が多かったです。
おみくじを引く人も、普段よりも多そうですね。
手水鉢には清らかな水が流れています。
さて、安井金比羅宮といえば、通称縁切り縁結び碑(いし)が有名です。
碑には、普段よりも多くのお札が貼られていました。
縁切り縁結び碑は、表からくぐれば縁切り、裏からくぐれば縁結びのご利益を授かれます。
なので、最初に表からくぐって悪縁を切り、次に裏からくぐって良縁に恵まれるようにお願いしましょう。
拝殿の前にやって来ました。
拝殿にかかる鈴を鳴らし、賽銭箱に賽銭を投げ入れます。
そして、拝殿の奥に建つ本殿に進み、お参りをします。
本殿に祀られているのは崇徳天皇です。
崇徳天皇は、保元の乱で後白河天皇に敗れ、讃岐に流されました。
崇徳天皇は、配流先の金刀比羅宮で一切の欲を断ってお参りしたことから、古くから断ち物の祈願所とされています。
また、戦いに敗れた崇徳天皇は、阿波内侍(あわのないし)と別れざるを得なかったことから、人々が自分と同じ境遇に遭わないように幸せな男女のえにしを妨げる全ての悪縁を切ってくれます。
良い縁は切られないので、すでに良縁に結ばれている方が参拝しても大丈夫ですよ。
本殿には、他にも鵺(ぬえ)退治で有名な源頼政と大物主神(おおものぬしのかみ)も祀られています。
大物主神は、海上安全や交通安全のご利益を授けてくれますから、旅行に出かける予定がある方もお参りしておきたいですね。
本殿にお参りを済ませた多くの方が、先ほどの縁切り縁結び碑をくぐるために長蛇の列を作っていました。
本殿から碑まで50人以上は並んでいたでしょうか。
境内の北側にある久志塚(くしづか)の前には、正月らしく鏡餅が供えられていました。
久志塚西側には八大力尊社があります。
八大力尊社には、鈴ではなく鐘がかかっているので、コーンと鳴らしてお参り。
もともと安井金比羅宮が建つ地は、蓮華光院のお堂が建っており、そのお堂を支えていた力石が、八大力尊社に祀られています。
力石は、西本願寺の御影堂(ごえいどう)を支えている天の邪鬼と同じような姿をしています。
基礎固め、地盤固め、基礎能力向上にご利益があるとのことですから、一から基本をしっかりと身に着けたい方はお参りしておきたいですね。
最後に安井天満宮にもお参りをしておきましょう。
天満宮と言えば、学業成就や合格祈願ですね。
受験を控えている方は、合格できるようにお願いしておくと良いでしょう。
悪い縁を切って、良縁に恵まれるようにお願いを済ませたことですし、そろそろ安井金比羅宮から出ましょう。
この後は、八坂神社にお参りに行きました。
なお、安井金比羅宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。