11月中旬に京都市北区の今宮神社に参拝しました。
今宮神社は、正暦5年(994年)創祀の古社で、境内には比較的多くのカエデが植えられています。
そのため、秋が深まると境内全体できれいな紅葉を見ることができます。
2019年の京都の紅葉は遅れ気味ですが、北区の紅葉の名所は、そろそろ見ごろを迎えているだろうと思い、今宮神社を訪れました。
紅葉が間もなく見ごろ
今宮神社は、市バス停「建勲神社前」から北に3分ほど歩いた辺りに建っています。
今回は、大徳寺の紅葉を見た後だったので、東側から今宮神社の境内に入ることに。
東側の参道には、向かい合うようにして2店のあぶり餅屋さんがあります。
参拝者の中には、あぶり餅を目当てにしている人も多く、よくお店の中で休憩している人を見かけますね。
お店から漂ってくる香ばしい匂いが食欲をそそります。
時代劇に出てきそうな東側の参道を進み、東門をくぐって境内に入ります。
東門の先には、朱色の神橋が架かり、その近くは、秋らしい風景となっていました。
境内全体を見渡すと、紅葉がほぼ見ごろとなっているのがわかります。
ただ、じっくりと見ると、まだ紅葉の見ごろには、ほんの少し早い状況です。
社務所近くのカエデは、上の方が濃い赤色、下の方が赤色に染まり始めた緑色。
これくらいの色付きの時は、葉がくすんだような色になっていて、あまりきれいではないのですが、紅葉が見ごろに近づいていることがわかります。
それでは、本殿にお参りをしましょう。
今宮神社は、健康長寿、良縁開運の社として知られているので、長寿や縁結びを祈願しておくと良いでしょう。
本殿の西側に建つのは、疫社。
疫社の近くのカエデも、社務所近くのカエデと同じくらいの紅葉の進み具合で、これから見ごろに入っていきます。
疫社の西には、織姫社も建っているのですが、こちらのカエデはほとんど緑色の状態でした。
疫社と織姫社近くのカエデは、いつも紅葉が遅めです。
願い事を占える阿呆賢(あほかし)さん近くの紅葉は、ほぼ見ごろ。
特に上の方のモミジが真っ赤です。
私が訪れた日、最も美しく紅葉していたのが、境内の南西に建つ月読社の鳥居付近のカエデです。
月読社は、今宮神社の境内で最も高い場所に建っているので、日当たりが良く、カエデが鮮やかな赤色に染まるのでしょうね。
鳥居は、以前は朱色だったのですが、いつの間にか木の色そのままの姿に建替えられていました。
建立されたのがいつかを確認したところ、令和元年(2019年)9月吉日となっていました。
だから、鳥居がピカピカなんですね。
再び、東門の近くにやって来ました。
この近くのイチョウは、黄葉の見ごろを迎えています。
カエデも真っ赤に色づいています。
モミジの赤色とイチョウの黄色が、とてもきれいでしたよ。
境内のナンテンも、部分的に葉が赤く色づき、真っ赤な実もたくさん付いていました。
境内の紅葉を一通り見終えたところで、南側に建つ楼門から外に出ることに。
楼門近くのカエデは、紅葉の見ごろまであと少しですね。
今宮神社の紅葉は見ごろに近い状況でしたが、本格的な見ごろを迎えるのは11月22日頃になりそうです。
11月いっぱいは、紅葉を楽しめるのではないでしょうか。
この後は、建勲神社に紅葉を見に行きます。
なお、今宮神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。