4月上旬に京都市南区の六孫王神社(ろくそんのうじんじゃ)に参拝しました。
六孫王神社は、知る人ぞ知る桜の名所です。
境内には、ソメイヨシノはもちろんのこと、オオシマザクラや枝垂れ桜も植えられており、3月末から4月上旬にかけて、とても華やかになります。
ソメイヨシノが満開見ごろ
六孫王神社には、近鉄電車の東寺駅から北西に10分ほど歩くと到着します。
京都駅からも、西に10分から15分ほど歩けば六孫王神社に行けますよ。
六孫王神社の東側の鳥居の前に到着。
南東に植えられているソメイヨシノが満開ですね。
鳥居をくぐって境内に入ります。
境内の中央には池があるのですが、その周囲に数本植えられているソメイヨシノも満開見ごろであります。
恋魚塚と満開のソメイヨシノ。
私が六孫王神社を訪れた日は、10人以上は参拝者がいました。
以前は、桜が満開になっても、境内に数人しかいない穴場だったのですが、どうやら少しずつ知名度が上がっているようです。
海外からお越しの方も写真撮影をしていました。
境内の西側に建つ本殿にやってきました。
それでは、本殿にお参りをしましょう。
本殿に祀られているのは源経基、相殿には天照大神と八幡大神が祀られています。
源経基は、清和天皇の6番目の皇子の貞純親王の子であったことから、六孫王といわれています。
社名は、これが由来です。
池の南側には、立派な大島桜が植えられており、緑色の葉とともに白色の花をたくさん咲かせていましたよ。
池の周囲は、どこも桜でいっぱいです。
本堂と鳥居の間の参道には、源経基の歌碑がありました。
以前は、このような歌碑はなかったのになと思いながら建立された日を確認すると、平成29年(2017年)10月にできたばかりの歌碑でした。
歌碑には、以下の2首の歌が刻まれていましたよ。
- 雲井なる 人をはるかに 思ふには わが心さへ 空にこそなれ
- 哀れとも 君だに言はば 恋ひわびて 死なむ命も 惜しからなくに
境内の北側に祀られている誕生水弁財天と満開のソメイヨシノ。
桜の隙間から南西に建つ社務所を眺めます。
朱色の反り橋と一緒に見る桜も風流ですね。
4月上旬の六孫王神社は、あまり広くない境内に所狭しと咲く桜が、とてもきれいでした。
また、六孫王神社では、二尊院普賢象(にそんいんふげんぞう)や緑色の花を咲かせる御衣黄(ぎょいこう)などの遅咲きの桜も植えられているので、4月下旬まで桜を楽しむことができますよ。
この後は、東寺に桜を見に行きます。
なお、六孫王神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。