3月末。
京都府八幡市の背割堤(せわりてい)を訪れました。
背割堤は、近年、人気が高まっている桜の名所で、全国的にも行ってみたい桜の名所ランキングで上位に入るほど注目を集めています。
そのため、桜が咲く季節には、多くの旅行者や観光客の方が訪れ、その数は年々増え続けていますね。
台風で枝が折れた桜が目立つ
背割堤の最寄り駅は、京阪電車の八幡市駅です。
駅からは、北に10分ほど歩くと背割堤の入り口に到着します。
背割堤は、木津川、宇治川、桂川が合流し淀川となる三川合流地点に設けられた堤防です。
長さ1.3kmに渡り、ソメイヨシノが無数に植えられており、開花すると淡い紅色のトンネルができあがります。
背割堤の入り口には、2本の桃の木が植えられており、そのうちの1本が満開になっていました。
背割堤では、3月30日から4月7日まで「背割堤さくらまつり」が開催されており、堤防の下には、多くのお店が出ていました。
以前は、このようなお店はなかったのですが、近年のお花見客の増加に合わせて設置したのでしょうね。
さて、背割堤の桜ですが、まだソメイヨシノが咲き始めて間もなかったため、3分咲きから5分咲き程度の咲き具合でした。
背割堤のソメイヨシノは、昨年9月の台風21号の被害を受け、多くの木の枝が折れていました。
そのため、全体的にスカスカとしたソメイヨシノが目立ち、かつてのような華やかな桜並木とは異なっています。
それでも、遠目で見れば桜並木が重なって見えるので、満開になればそれほど台風の影響は感じられないかもしれませんね。
見上げる桜と青空。
ソメイヨシノの見ごろには、もう少し時間がかかりそうです。
北側の桜並木
背割堤で桜を眺める場合、多くの人が南側の遊歩道を歩きますが、実はおすすめは北側の遊歩道なんですよね。
北側の遊歩道には、人が少なく、比較的静かに桜を観賞できます。
このような無人の写真を撮影することも可能ですよ。
北側の遊歩道沿いのソメイヨシノは、南側よりも開花が早いように見えました。
まだ見ごろ前ですが、5分咲き以上の咲き具合ですね。
私が背割堤を訪れた時刻は午後4時30分頃でした。
日が西に傾くと、昼間とは違った趣があります。
どことなく寂しいような桜風景ですね。
このような景色も、背割堤の北側の特徴のひとつです。
背割堤の桜は、4月3日に見ごろに入り、7日から10日までは満開の状態を維持していそうですよ。
背割堤さくらまつりが終わった4月8日が人が少ないかもしれませんね。
また、背割堤の入り口には「さくらであい館」の展望台があり、300円で上ることができます。
展望台から見下ろす背割堤の桜並木も見事ですから、ぜひ展望台にも上ってください。
なお、背割堤の詳細については以下のページを参考にしてみてください。