10月12日に寺町通界隈の藤袴祭を見に行きました。
藤袴祭では、寺町通沿いの多くの寺社が会場となっており、境内にフジバカマが並びます。
藤袴祭の案内を見ると、京都市上京区の法泉院も会場となっているとのことだったので見に行ってきました。
本満寺の酔芙蓉
地図によると、法泉院は、寺町今出川の交差点を北に少し歩いた辺りです。
でも、お寺はたくさん建ち並んでいますが、法泉院というお寺は見当たりません。
今度は、藤袴祭スタンプラリーの案内で場所を確かめてみると、本満寺の中に法泉院があることがわかりました。
本満寺は、過去に何度も訪れているので知っています。
最寄り駅は、地下鉄今出川駅で、駅からは東に徒歩約10分です。
京阪電車の出町柳駅からだと北西に徒歩約10分ですね。
寺町通に面した参道から本満寺の境内に入ります。
そして、本堂にお参りです。
本堂の両手前では、スイフヨウが見ごろを迎えていました。
以前は、一般的なフヨウだと思っていたのですが、白色と赤色の花が混ざっているのでスイフヨウですね。
スイフヨウは、酔芙蓉と書き、朝は白色の花が夜になると赤色に変化します。
その様が、お酒に酔っているように見えることからスイフヨウと呼ばれるようになったそうです。
本満寺に訪れたのは正午頃だったので、白色の花がきれいに咲いていました。
赤色の花もありましたが、こちらは前日に咲いた花のようで、どれもシワシワになっていました。
赤色の花がきれいな姿で咲いているのを見るためには、夕方以降に参拝する必要があります。
ただ、夜に境内に入れるのかどうかはわかりません。
秋空の下で見るスイフヨウが爽やかです。
まだ、つぼみが多く残っているので、スイフヨウの見ごろはもうしばらく続きそうですね。
本満寺と言えば枝垂れ桜が有名です。
葉が若干少ないように見えますが、9月上旬の台風21号の影響でしょうか。
法泉院の藤袴
法泉院は、本満寺の西側の参道に建っています。
来るときは民家かと思って素通りしたのですが、門から中を覗くと、フジバカマが多く並んでいたので、ここが法泉院だと気付きました。
法泉院は、本満寺の塔頭(たっちゅう)で、近衛家ゆかりのお寺だそうです。
門から玄関までの間に所狭しと並んだフジバカマ。
灯籠やつくばいと一緒に見るフジバカマは、日本の秋の情緒を感じさせてくれますね。
京都原生種のフジバカマは、花の色が白っぽいため、とても柔らかそうに見えます。
ツマグロヒョウモンがフジバカマにやってきました。
フジバカマが咲くところでは、かならずツマグロヒョウモンを見ます。
小さなハチもたくさんいるので、フジバカマを観賞する時は刺されないように注意しましょう。
法泉院のフジバカマも見終えたので、本満寺から外に出ることに。
本満寺は、四季を通して様々な花を見ることができますよ。
なお、本満寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。