京都市左京区の下鴨神社では、毎年土用丑の日からの数日間、御手洗祭(みたらしまつり)が行われます。
2018年は、7月20日から29日までで、この期間は御手洗池に足をつけ心身を清めることができます。
ということで、私も7月下旬に下鴨神社の御手洗池に足をつけてきました。
涼を感じる足つけ神事
下鴨神社の最寄り駅は、京阪電車の出町柳駅です。
駅からは北に5分ほど歩くと、下鴨神社の参道となっている糺(ただす)の森に到着します。
参道には、たくさんのお店が出ていました。
まだ午前中だったためか、営業していないお店がありましたよ。
ちなみに御手洗祭は、午後9時まで行われていますから、暑い昼間よりも涼しい夜に下鴨神社に参拝した方が良いかもしれません。
きっと、夜にはすべてのお店が営業しているはずです。
楼門をくぐり境内に入ります。
そして、自分の干支の守り神にお参りして、本殿に参拝です。
それでは御手洗池に向かいましょう。
仮設のテントの入り口で靴を脱ぎます。
御手洗池は、大人の膝あたりまで水があるので、ズボンの裾を膝の上まで上げておきましょう。
受付では、有頂天家族のぬいぐるみが献灯料300円と案内していました。
献灯料を納めてロウソクを受け取り、いざ御手洗池へ。
池に足をつけます。
ひんやり冷たいですが、汗が一気に引いていきます。
とても気持ち良いですね。
池を歩いている時にロウソクを水に落としてしまいましたが、火をつけることができました。
そして、火をつけたロウソクを立てて池から出ます。
御神水で心身を清める
御手洗祭は、足つけ神事とも呼ばれている末社の井上社の行事です。
井上社は御手洗社ともいい、罪、穢れを祓い除く神さまの瀬織津比売命(せおりつひめのみこと)を祀っています。
御手洗池に足をつけ、燈明をお供えした後に御神水をいただくと、無病息災、延命長寿のご利益を授かることができると伝えられています。
足の水をふき、靴を履いて御神水授与所へ向かいます。
そして、器になみなみと注がれた御神水を一気に飲み干します。
これで猛暑を乗り切れそうです。
なお、御神水はペットボトルを持参すると、中に入れてもらえます。
私も持ってきたペットボトルいっぱいに御神水を入れてもらいました。
帰宅して、御神水でアイスコーヒーを淹れたら、雑味のないすっきりとした味になりましたよ。
こちらは鴨の神石です。
古来、下鴨神社の御手洗川で採取される黒石は、厄除の神石とされており、特に子供のかんむしふうじに効験あらたかな霊石として信仰されています。
鴨の神石は、毎年取り替えていく風習なのだとか。
下鴨神社では、水みくじも人気がありますよ。
暑い夏の日にこそ、水みくじを引きたいですね。
御手洗池で足をつけた後、しばらくの間、膝から下がポカポカとしていました。
でも、不思議と体は涼しく、あまり汗をかきませんでしたよ。
なお、下鴨神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。